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【ゲスト:小林竜之さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕04の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYouTubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私は基本、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

 

今回私が見たのは、こちら

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』04 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕04の出演者

マコト役:小林竜之さん

医者役:ディズムさん

アユム役:もこ田めめめさん

 

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いについての感想は、こちらの記事に記載しています。

hensyoku-otaku.hatenablog.jp

 

恐らくカタシロRebuild初のがっつり反抗期アユムくんについて

今回の公演では、もこ田めめめさんがアユム役を務められました。前回の第1回公演でも男の子のアユム君を見事に演じられていたのですが、今回のアユム君かなり雰囲気が違いました。

第1回公演のモコ田めめめさん出演回はこちら
舞台『カタシロRebuild』トミック,ディズム,もこ田めめめ - YouTube

第1回公演では素直でパパ大好きな可愛い男の子といった印象でしたが、今回はどうやら反抗期の男の子の設定だったようです。パパに対して、どう接していいかわからず、ツンツンしている感じがとっても新鮮でした。

第1回公演では、でびでび・でびるさんも、ちょっとツンツンした感じの男の子のアユム君を演じられていましたが、今回ほどしっかり反抗期という感じではありませんでした。

そんな反抗期なアユム君とパパである医者のお話も見どころになったのが今回の公演の特徴の1つかなと思います。そして、反抗期のアユム君×光の探索者小林さんの組み合わせが最高でした。

カタシロRebuildは医者もアユム君も性格が様々で何度見ても全然飽きませんね!!!

 

カタシロRebuild 浸蝕04【小林竜之さん】回の感想

4回目のゲストは、小林竜之さんです。今回も例のごとく、存じ上げていなかったのですが、歌手・声優・舞台俳優とマルチに活躍されているようで、配信前はとっても楽しみでした。普段から演技されている方の舞台って、やっぱり見ごたえがあるんですよね。(カタシロRebuildの場合、そうでない方でも見ごたえばっちりですけどね!!!)

そして、第1回公演でマコト役で出演されていた、上田悠介さんとどうやらお知り合いのようで、見るからに光の探索者を継承する者の雰囲気が出ていましたので、そのあたりも楽しみでした。(結果、想像の10倍くらい光属性が強かった

Day1昼

まず、冒頭舞台に入って手術台に寝かせられている間、すごく和やかにお話していたのに、ディズムさんが立ち位置に向かう様子を見た瞬間、スッと表情を作られたのが、役者さんだーーーー!!!と興奮しました。ディズムさんの今から始まりますよ、と伝える舞台特有の動きとれを見て切り替える小林さん。この時点でもうテンションがあがりました。

冒頭の「あれ、お、ふぇ?おはようございます...」で、もう演技力すごすぎて、感動しました。アドリブでこれできるのまじですごい...

医者に「意識ははっきりしてきたかな?」と聞かれた時に「いや、まだ、頭が痛くて...」というセリフが出てくるのもすごすぎました。台本あるようにしか見えない。どれだけ頭の回転が速くなれば、こんなスムーズに状況にあったセリフを言えるんだ...。役者さんまじですごいって思いました。

医者に落雷にあってここに運ばれてきたと言われた際に、「落雷にあったら、普通助かりませんよね?」と聞いたのにはびっくりでした。全くもって、その通りだけど、そこを指摘する人ってあんまりいないような気がします。勘が鋭い。

「3日間ここで入院してほしいんだ」と医者に言われた時に「他の方がいるなら仕方ないですよね」って言えるの、超優しい。医者を疑うことなく受け入れている感じがして、この時点で既に光属性を感じました。

囚人のジレンマの話では、「どちらがBですか?」って言ったのが可愛かったです。Bを選んだ理由が「形が好き」なのも、よくわからないけどめっちゃ可愛い。まだ囚人のジレンマの話は始まっていないけど、この時点で既に、直感的にお話する人という印象でした。

黙秘を選んだ理由について、
「同じ痛みを分かち合うなら、お互い短く済む」
「相手が自白といっても自分が10年刑務所にいれば相手を気づつけなくて済む」

という、言葉が出てくるのは、良い人すぎます。自分より相手を考えいる人で特に「同じ痛みを分かち合う」という言葉は印象的でした。人間関係とかめっちゃ良好そうだなと勝手に思ってしまいました。

飼っている猫の話で医者が「君みたいな人間なら友人は多いだろう」と言ったのも、恐らく私が感じたのと同じような印象をディズムさんも抱いていたのではないかなーと思いました。

Day1夜

アユム君の「もしもし、誰かいるの?」の一言で大人しい男の子というのが伝わり、めちゃめちゃテンションがあがりました!!今までのアユムちゃんとはかなり性格も違うし、男の子!!!もこ田めめめさんの声がすっごく好きで、聞き惚れていました。

小林さんは、アユム君とナチュラルに話しながら、しっかり情報も収集していて、観ている側としてもすごくわかりやすかった。

猫好きな話の中で、小林さんから「今度、もしここを出れたらだけど、(猫に)会わせてあげたいかなーと思う」って言うのがめちゃくちゃ良かった。いつもはアユムが仲良しになりに行くけど、今回はマコトから歩み寄っていく構図。これは、おとなしくてちょっと控えめなめめめさん演じるアユムくんと、優しくてすごく前向きな小林さんだからこそ、実現した構図に思いました。こうなる事を見越してめめめさんが、あのキャラのアユムくんを演じたとしたらすごすぎる。この2人の関係性大好きです。

Day2昼

小林さんと医者がアユム君の話になり、「お父さんが医者っていう話は一言も出てこなかったかなー」と小林さんが言った後、「そうか」と答えた医者の背中とそのあとの間に、ものすごくパパを感じました。アユム君の身体の事以外にも、父として色々悩んでるんだろうなあ...医者に対してこんなにお父さんを感じた公演は初めてかもしれない。

テセウスの船の話で、例にメロンパンが出てくるのは、あまりにも可愛くて笑っちゃいました。「AKB」とか「モーニング娘。」とか「人体」とか色々例に出しているのを見てきたけど、「メロンパン」が例にあがるのは初めて見たなぁ。光属性があまりにも強い。

そして、医者もメロンパンで話を進めた上で、メロンパンが人知れず小さくなっている話が出てきて更に笑いました。テセウスの船でこんな世知辛い話に発展することあるの?(笑)

そして、メロンパンで和やかに話してきたのに、「では、人間ならどうだろうか?」と切り込む医者はちょっと意地悪だなと思いました。でも、このカタシロは意地悪な質問もあったほうが面白いですもんね

小林さんはすごく「名前」を重要視していて、新鮮でした。テセウスの船は考えるうちに何を以て同一とすべきかよくわからなくなるけど、確かに物質的な物であれば、単に名前が同じかどうかで判断できる場合も多いように思いました。物事を複雑にせず、シンプルに考えることが出来る人なんだなぁと思いました。

医者との話の終わりに「アユム君とは会えないんですか?」「一緒の病室に入院しちゃいけないんですか?」と言ったのには、震えました。どちらかと言えば、警戒してアユム君と会うことに消極的なマコトも多い中で、自分から会いたいと言う小林さん。あまりにも眩しい。光属性が過ぎる。医者を警戒する様子もなくて、あまりにも人間性が良すぎると思いました。怪しげな手術室なのに、小林さんからは強い光を感じました。医者の「明日、会ってくれるかい?」に対しての「はい!!!」が純粋すぎました。結末を知って見ているこちらとしては、心が苦しい...

 

探索パートで、鎖外しちゃうのには笑いました。優しいけど好奇心めっちゃ旺盛なんですね。ガシガシ開けにいってて面白かったです(笑)小声で「ばれちゃいけない」とか言ってるのも可愛かった。みんな、不審な感情を抱いて探索するけど、小林さんはめっちゃ無邪気に探索してて、和やかな気持ちになりました。「ワクワクする、面白そー」って言いながら棚漁るし、患者リスト見ても「ちょっと、よくわかんない」で済ますの純粋すぎる。人を疑う事を全く知らないんじゃないかって感じました。

 

Day2夜

小林さんが、パパとアユム君の話をした、と報告した時のアユム君の反応がすごくよかった。「まあ、そうじゃない?知らないけど」って反抗期の感じがめっちゃ伝わりました。それに対して小林さんが、「なんで?え?アユム君も記憶喪失だったりしたの?」って言うのは面白かったです。小林さん反抗期知らないのかな?って思っちゃいました。めっちゃ純粋に聞いてて、ほんとにまっすぐな人だなあと思いました。

「2年も面倒見させてるの悪い」っていうアユム君も良い子過ぎる。複雑な事情があっての反抗期、アユム君も辛いよね...

小林さんの明るい性格で、アユム君も少しずつ心開いていく感じがすっごく良かったです。

記憶喪失の話で小林さんが言った、「本当は思い出したいけど、なんか、このまま忘れてても良い事もあるのかな」ってセリフはすごく良かった。このセリフから、マコトの記憶喪失前に何があったのか、色々想像させられます...このセリフから二次創作できそうなレベルで深いセリフだと思いました。アドリブでこのセリフ出てくるのすごすぎん????

アユム君の「目も見えないし、身体も動かせないんだよ」に対して、小林さんが「俺がずっと話してあげる」と返すのが素敵すぎる。アユム君の不安とか悩みとか全て包み込み小林さんの包容力と強さをすごく感じました。どんな話をしても前向きに答える小林さん。今までのカタシロRebuildの出演者の中で1番光属性強かったかもしれない。

最後のアユム君の「また明日、おやすみ」は、心を開いている様子が伝わってとてもよかったです。この2人好き。

Day3昼

ここまできても、自分の事より、アユム君が気になる小林さんがあまりにも純粋でこの後の展開考えただけで胸がいっぱいでした。全然医者を疑わないやん。聖人すぎる。

アユム君の話で医者がいった、「マコト君。そういう時どうしたらいいと思う?」「父さんどうしたらいいと思う?」には笑っちゃいました。父さんすごく悩んでるやん(笑)

そして、小林さんの「もっとたくさん話してあげたらいいんじゃないですか?」はすごすぎるました。対話する舞台、カタシロRebuildにピッタリすぎるセリフ。狙って言っているのかわからないけど、アドリブでこのセリフがスッと出てくるのはもはや怖い。すごすぎます。とても良かった。

臓器くじの話では、誰かが犠牲になって自分が救われても辛いかもしれないと、おっしゃられていて、やはり相手の事を気にかけてくれる人なんだなと思いました。優しくて、純粋で、強い人というのが1日目から3日目までずっと一貫していると感じました。

家族が移植を受ける側だとしたら、と聞かれた時に、すごく真剣に答えを考えている姿が印象的でした。考えた結果の「家族がそれで助かったとしても苦しい」というのは、心に刺さりました。ぬのは知らない他人で、救われるのは自分の大切な人、それでも苦しい。赤の他人だろうと何だろうと、健康な人を殺すのはよくないとわかっていても、私なら、自分の家族が介入してくると正しい事を判断するのは難しくなってしまう。そんな中でもやはりだめな事と判断できるのは強いなと思いました。

最後の最後まですっごくアユム君に会いたい小林さんが純粋すぎて、この時点で私は自分の感情のやり場に困りました。小林さん良い人すぎる。

隣の病室へ

病室入った時の表情がめちゃめちゃ良かったです。もう胸がいっぱいで、表現しようがないけど、今までのやり取りとか思い出して、泣きそうでした。

その後入ってきた、パパとアユム君のやりとりが、2年間の2人の関係を想像できて、ここでも泣きそうでした。お互い悩みとか葛藤とかあったんだろうな...

「本当は俺の事治すのだってもう疲れたんじゃないの」というアユム君のセリフに「そんなことはない!」と強く返す医者が印象的でした。素直になれないアユム君とうまく息子に向き合ってこれなかった医者。でもアユム君を治したい気持ちは本物だもんね。

アユム君が眠った後、医者が「こちらへ」と言ったときに、小林さんが後ずさりするのがとても良かった。

医者に「機械の身体だ」と言われた時の小林さんの動作と表情がとても好きです。俳優さんの表現力すごい。

自分が機械の身体になったことに、すごく戸惑っていたのに、「しょうがない!!」とすぐ結論を出したのが印象的でした。

自分の事より、アユム君。そして、身体を受け渡した時アユムは大丈夫だろうか、という医者の問に対して「僕たちで最後まで嘘をつき通しましょう」と言うシーンは、すごく良かったです。すっごく純粋で嘘つけなさそうな人が、アユム君の為になら嘘をつき通すと言う。痺れました。最初から最後まで一貫してて、清々しいほど素敵な方でした。

最後の「元気になってね、アユム君」もシンプルながら、小林さんの明るくてポジティブな所がにじみ出ていて良かったです。最高でした。

カタシロRebuild 浸蝕04【小林竜之さん】回のまとめ

なかなか心を開けないアユム君と、優しく歩み寄る小林さん。どこまでも純粋な小林さんと、罪悪感を持ちつつも話を続ける医者、反抗期のアユム君と接し方がわからない医者。様々な人間関係・感情が交錯する舞台だったように思いました。小林さんが本当に純粋で、アユム君に自分から近づいていく様子が本当にグッときました。うまくいかない親子関係も垣間見えて、色んな思いがこみ上げてくる、そんな素敵な舞台でした。