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【ゲスト:ハメコ。さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕01の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYoutubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私はもちろん、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

今回私が見たのは、こちら

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』01 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕01の出演者

マコト役:ハメコ。さん

医者役:ディズムさん

アユム役:藍月なくるさん

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いに関する感想

ハメコ。さんの回に関しての感想の前に、まずカタシロRebuildとカタシロRebuild浸蝕の違いについて触れておきたいと思います。

  1. 舞台美術の変更点
  2. 隣の病室に行く前の時間

 

①舞台美術の変更点

1番の衝撃はやはり廊下」ですよね。

手術室から隣の病室をつなぐ廊下が追加されたのには、カタシロRebuildの前回公演を見た方には衝撃だったと思います。私もめっちゃテンションがあがりました!!鏡で奥行きだしてるのとかすごいよね。

思い返せば、前回公演は、当初は有観客での舞台を想定されていたような気がします。有観客の場合は、やはり客席側に物が見えなきゃいけないから、前回の形が理想形だと思います。

無観客開催であることを逆手にとって、病院をしっかり再現するというアイデアには脱帽でした。ゲストの方の没入感もさらにアップしていたと思う。

 

また、隣の病室を表す大きな窓が追加されていた点も良かったなと思いました。前回公演では、「隣の病室」と言われた時に、隣の病室がどの方向にあるのか、とまどうゲストの方もいるように感じました。今回大きな窓が追加されて、隣の病室の方向が初見でもわかりやすくなったのではないかな、と感じました。

また、窓を利用したカメラワークもよかったです。医者をなめつつ、マコトの表情を映すカメラワークとか最高でした...

 

人が生で見るのではなく、カメラ越しに見る事を考慮したうえでの舞台美術だなというのを強く感じました。すごくよかった。

 

②隣の病室に行く前の時間

前回公演では、Day3の医者とのお話が終わった後、医者が手術室を出たら、すぐに隣の病室に行くよう誘導があったと思います。今回、その誘導をすぐ行わず、ゲストに少し自由時間を与えていたのが良かったなと思いました。最後のシーンに入る前に、ゲストにやり残しが無いよう配慮しているように感じました。(ハメコ。さんはそれでもちょっとやり残しが発生してしまっていたけど。)

この時間によってまた新しい展開がありそうに思いました。(あゆむちゃんとさらに仲良くなってから、隣の病室に行くとかね)

カタシロRebuild 浸蝕01【ハメコ。さん】回の感想

記念すべき1回目は、格闘ゲーマー、ハメコ。さんがゲストでした。実はハメコ。さんの事は全く存じ上げていなかったのですが、ゲストが全く知らない方でも、楽しめるのがカタシロRebuild。わくわくしながら配信を見ました。

Day1昼

ハメコ。さんは舞台が始まっても、とても落ち着いている印象で、アドリブなのに受け答えがとてもスムーズな方に感じました。きっと頭の回転めっちゃ速い方なんだろうな。(格闘ゲーマーだしそりゃそうか。)

囚人のジレンマの話では、とても合理的な方だという印象を受けました。「いきなり会った人の事を信用できない。であれば、自白をしておいたほうが良いと思いました」という説明はとても分かりやすいし、まさにその通りだなーと思いました。自白を選択する人はこの理由の人も多いよね。

また、「信頼関係があれば、黙秘していた。」というのも相手との人間関係を重視して、選択しているという事が明確にわかって、ハメコ。さんの考え方をスムーズに理解できました。ディズムさんはそういう相手の思考を紐解いていく能力めっちゃ高いよね。

囚人のジレンマの話が終わった後に、ハメコ。さんが言った「なぜ、このタイミングで、この囚人のジレンマが出てきたのか、不思議です」とう言葉はとっても印象的でした。あ、ハメコ。さん鋭い人だなとこの時点で確信しました。

「人間を見られている」というのも、カタシロの核心をついていますよね。

医者が部屋を出てからの探索もめっちゃスムーズで、勘も鋭いなと思いました。

 

Day1夜

アユムちゃんに対しての、情報収集がとにかく抜かりなかった。情報整理を卒なくこなしながら、アユムちゃんともお話していて、めちゃめちゃ頭いい人だなと思いました。

「2年の間に、隣の患者さんはどれくらい変わったの?」ってアユムちゃんに聞くところは、驚きました。ストーリー知ってる身としてはドキッとするよね。鋭すぎない?!ゲーマーってすごい...と思いました。

そして、情報を与えつつも、しっかり仲良くなりにいくアユムちゃん(藍月なくるさん)は流石としか言いようがありませんでした。

 

Day2昼

ハメコ。さんは、収集した情報を全部医者にぶつけているスタイルで、そこが良かったです。医者と正面からぶつかっていく人はちょっと珍しいかもしれない。そして、医者からも情報を引き出して、その情報を整理していく。医者を追い詰めるハメコ。さんと、うまくかわしていく医者、そんな構図が多かったように思います。

あと、黒い仮面について聞かれた時の、ディズムさんの手の動きは毎回好きです。

テセウスの船の話では、同一かどうかは周りが判断するという意見が面白いなと思いました。

「人間の体でも同じことが言える」とかぼそっと言った「脳が残って入れば同一なのか」という話が、正しくカタシロの核心をついていましたよね。
ディズムさんの「鋭いねえ・・・」も本音な感じがしました。

そして、ディズムさんのゲームが好きという自分があれば、自分をマコトをいえるのではないかという指摘も鋭かったですね。ディズムさんは話の広げ方・相手から考え方を引き出す能力がやはり高い。

好きなものが変わった自分が自分と言えるのか、という話も興味深かったです。
臓器を一部移植された人が、臓器を提供してくれた人の食の好みに変わってしまった話を思い出しましたね。何をもってして、自分は自分なのか。これは結構難しい話で、考えるほどわからなくなってくる、でも面白い。面白く聞きつつ、色々考えさせられました。

 

探索パートで、隅から隅まで探したくなるのはゲーム好きとして非常に共感しました(笑)でもあまりにも細かく調べるので面白くて笑っちゃいました。

探索状況を全部口頭でしゃべってくれるのも、見ている側としては分かりやすくて、とっても良かった。

患者ファイルを見つけた時の、「見つからない。見つかったよ?」は普通に笑いました。ハメコ。さんって冷静なのにリアクション面白いよね。

Day2夜

なくるちゃんの「こんにちはー。アユムです(`・ω・´)」が可愛かった。2日目の夜もしっかり情報収集しているなという印象。情報収集しつつ、アユムちゃんとしっかり話してくれるのがすごくバランス感覚ある人だなと思いました。

アユムちゃんのゲームが好きと言って、仲良くなりに行くのがすごく上手だなと思った。「草を生やしたりするゲーム」は笑いましたwww

今回の名台詞ハメコさんの「人と戦って仲良くなる」、あゆむちゃんの「今日の敵は明日の友」の話は言わずもがな最高。最終日に向けていい伏線でした。

Day3昼

ここでも、自分の持つ情報を医者に全てぶつけていて、真っ向勝負だと思いました!!

97、98の数字の話で、すぐに「なにも繋がっていない」と返したのは鋭すぎる。やはり頭の回転が早い。
名簿の話も自分からした上で、97と98が適正率であること、そして自分の適正率が高いことに気づく鋭さ。ゲーマーまじですごい。

そして、鋭い事をバシバシ言われても、冷静に対処できるディズムさんの対応力の高さ。今までの公演の経験がしっかり生きていると感じました。カタシロRebuildどんどん進化している...

 

臓器くじの話では、「分配はされていない。最初に搾取がある」というハメコ。さんのセリフが、情報を自分の中で整理しながら言葉を紡いでいるというのを、強く感じて、アドリブ舞台の良さを強く感じました。ハメコ。さんの考えの過程を共有しながら考えを聞ける、そんなところもカタシロの面白いところだと思いました。

臓器くじで、自分が救われる側だとしても理不尽に感じるというのは、しっかり筋を通したい人の考え方って印象を受けましたね。はっきりそう言えるのはかっこいい。

医者が手術室を出た後にぼそっと言う「くじに選ばれたのか?」震えました。鋭い。

そして、バースデイの棚をこのタイミングで見つける抜かりなさ。用意されたものは全て回収したい意志の強さを感じました。

隣の病室へ

病室に入る前にアユムちゃんに話しかけるのには、やさしさを感じました。いい人だ。

そして、病室に入って真実を知ってからも、アユムちゃんと仲良くお話してくれるのが優しい。

医者が入ってきて、アユムちゃんが医者(お父さん)に、「お兄さんと戦って仲良くなるの!!」と話すくだりは、あまりにも最高でした。

あゆむちゃんが眠る前に最後に1つだけと言って、誕生日を聞くのがあまりにもゲーマーでちょっと笑いました。バースデー見つけたもんね(笑)

あゆむちゃんが眠ってからの第1声「これは何なんですか?」は私的にはめっちゃ共感ポイントでした。なぜなら、自分がカタシロ(TRPG)でプレイヤーだった時も全く同じことを言ったから。状況がすごすぎて、こんな言葉しか出てこないんだよね。

医者に体を譲ってほしいといわれた時に、「アユムちゃんが良いというなら、譲ろうと思います。」とハメコ。さんが言ってましたが、これもめっちゃ共感でした。私も同じように考えていて、やっぱりアユムちゃんの気持ちは聞いてあげたいって思うんだよね...

ただ、私個人的には、アユムちゃんに状況を説明する責任は医者にあるだろ、と思います。医者はどうしても言えないだろうけど。

そこで、自分の口で体を譲ることをアユムちゃんに言えるハメコ。さんは優しくて強い人だと感じましたね。

ちなみに、アユムちゃんと起こすときの、ディズムさんの演技と、なくるちゃんの演技が好きすぎました。重い雰囲気の医者と明るいアユムちゃんのコントラストが良き。

体を用意したとだけ、言って、詳しい説明をしなかったのは、後々アユムちゃんが大丈夫なのかと思ったりしたけど、まあそこは言えないよね。体譲ったあとも誤魔化しながらアユムちゃんにも生きて貰うのかな...

アユムちゃんが再び眠った後、ディズムさん的には締めに行ったんだけど、ハメコ。さんが「もう少しだけ時間をください」と言ったのは、真剣に自分の選択を考えているのが伝わって、リアルだなって思いました。本当に真剣にカタシロと向き合っているのがヒシヒシと感じられました。

最後の一言が少し締まらなかったけど、やり残しを気にしたり、結末を自分の中ではっきりさせたり、ゲーマー感満載でよかったです。

カタシロRebuild 浸蝕01【ハメコ。さん】回のまとめ

マコト(ハメコ。さん)と医者(ディズム)が駆け引きをしている時間が多く、すごく見ごたえがありました。真っ向から向き合うマコトとそれをうまくかわす医者の構図は、見ていて非常に楽しかったです。Day1~Day3まで、各所でゲーマー感が滲み出ていて、それがハメコ。さん特有の雰囲気が出ていて面白かったです。冷静で鋭い所もありながら、リアクションもちゃんと取ってくれて、見ている側も楽しい、初日に相応しい公演だと感じました。

やっぱ、カタシロは最高だな!!以降の公演も楽しみです。