偏食オタクの雑記ブログ

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【ゲスト:大西洋平さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕07の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYouTubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私は基本、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

 

今回私が見たのは、こちら

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』07 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕07の出演者

マコト役:大西洋平さん

医者役:ディズムさん

アユム役:ヤマトイオリさん

 

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いについての感想は、こちらの記事に記載しています。

hensyoku-otaku.hatenablog.jp

カタシロRebuild 浸蝕07【大西洋平さん】回の感想

7回目のゲストは、大西洋平さんでした。大西さんは、シンガーソングライターを始め、作詞・作曲・俳優など様々な活動をされている方だそうで、今回も大変楽しみでした。どうやら、特撮関係お仕事をよくされているようで、その辺りも、アユムちゃんとの絡みに関わってくるかな、ということで楽しみな回でした。

Day1昼

冒頭の「あまりよく眠れなかったようだね」でいきなり笑っちゃいました。舞台が始まる前のトークの内容がちゃっかり反映されてる(笑)
大西さんは、最初からかなり怖がっている印象でした。

囚人のジレンマの話では、知識から自白を選択したのが印象的でした。囚人のジレンマについて、結構知識がある方だったのではないかなと思います。自白の可能性が高いから、自分も自白を選択するという考え方が面白いなと思いました。

医者を信頼していないと素直に発言する様子を見て、とても正直な人だと思いました。あまりにも、あっさり信用していないと言っていたので笑っちゃいました。

医者に質問はないか?と聞かれた際に、家族を気にされていたのが印象的でした。ご家族と仲が良いのかな?確かに、記憶がない状態で、3日間入院って言われたら、自分の身の回りの人たちの事気になるよね。すごくリアルなやり取りでよかったです。

 

探索パートでは、すぐドリルに注目されていたので、勘が鋭い方だと思いました。また、97、98という数字を見て「脈ではない」というセリフが出たのは頭のいい方と思いました。頭の回転も速いし、すごく冷静に状況分析される方だなあ。

Day1夜

アユムちゃん(ヤマトイオリさん)の「俺さん?」可愛いかったです。天然やん(笑)
アユムちゃんに「お話しませんか?」と聞かれたときに、大西さんが「嫌ですけどいいですよ。」って言ったの面白かったです。子供相手にめっちゃ冷たいじゃん(笑)それに対してアユムちゃんが言った「じゃあアユムもっかい寝ようかな?」はめちゃめちゃ可愛いかったです。それ言われたらお話しちゃうよ~
アユムちゃんの「お兄さんはお兄さんかな?」は天然っ子すぎる。可愛い。
アユムちゃんの「しゅずちゅ、じゅずつちゅうだった?」のセリフ可愛かった。「手術中」が言えないアユムちゃん可愛い。
アユムちゃんの事故の話で「ばーんてなってどーんてなってどぎゃーんってなっちゃった事故なの」可愛い。そして、大西さんがこのセリフから、車の事故ってわかったのすごい
アユムちゃんの「待ってて?」のセリフがよくわからなかったけど、可愛い(笑)
アユムちゃんが言った「パパは人には言えない趣味がある」のセリフは笑いました。娘によって勝手に変な設定が付与されてしまうパパ(笑)

アユムちゃんのセリフが突っ込みどころ満載で和みました(笑)若干冷たい対応の大西さんとの組み合わせが最高でした。

Day2昼

テセウスの船の話の時、座り方凛々しいの笑いました。

同じと言えるかどうか、と医者に聞かれてから、「僕は言えると思う」というまで、めっちゃ早い。考える時間あったのか?と思うほど早かったです。
しかも、野球チームの話がすぐでてきて、わかりやすかったです。頭の回転がはやいのか、元々テセウスの船の話を知っていたのか不明ですが、とにかく頭がよくて反射神経も高い人だなと感じました。
バンドボーカルが入れ替わる話も面白かったです。実体験で大西さんが違うと感じたという点も興味深かったし、そこから、なぜ野球とバンドで答えが変わるかという話に派生していったのが、聞いていて面白かったです。例がすごくわかりやすいと思いました。人数・変わる割合によって、同じと感じるか違うと感じるか変わるという話は確かにそうかもなーと納得させられました。

大西さんの「アユムちゃんって生きているんですか?」の質問がすごすぎる。鋭すぎて怖い。鳥肌立ちました。
そして、「それは、どういう意味だい?」と聞いた医者怖すぎでした。でもそりゃそうなるよな

大西さんの
「おばけっぽかった」
「話し方の感じが、生きてなさそうな人の話し方だった」
「なんか息をしてないっていうか、痛みにおびえてないっていうか、そういう感情を感じられなかった」

はすごすぎる。感性がとても鋭い。感じ取った大西さんもすごいし、どこまで意図的かわからないけど、表現として出ていたイオリちゃんもすごい。ストーリー知ってる人間は全員あそこで震えたと思う。


「君は合理的なだけじゃなくて、感覚的にもするどい人間だね」という医者のセリフ怖すぎました。あと、あれだけ鋭い事言われた時の、ディズムさんの返しもすごくお上手でした。見ていて痺れる会話でした。

「個人的なただの頼みだ。少しだけ話に付き合ってやってほしい」というセリフは、医者の父親の1面が出ていてよかったです

 

探索パートで、患者リスト見つけるの早くて驚きました。棚を下から調べるの珍しい。そんな所でも勘が鋭いのか。大西さんすごすぎる。

ちゃんと必要なところだけ調べて、「もう、気になるところは特にないっす」と言うのもすごかったです。最速で探索終了してる(笑)

Day2夜

アユムちゃんの「元気もりもり」から「森林」の話になるのよくわからんけど、笑っちゃた。この2人の独特な雰囲気が好きです。そして、謎会話につきあってくれる大西さん優しい。
アユムちゃんが大西さんに良い声を出すためにどうしたらいい?って聞いて「もう今、十分いい声やから」って言われた時のアユムちゃんの反応がめっちゃ可愛い。
アユムちゃんの夢、「水の上の葉っぱの上を、こうやってたたたたたーって走ることなの」なんだそれすぎて、めっちゃ頭混乱しました(笑)特撮ヒーロー的な何かなんだろうか????
大西さんの冷静なリアクションと、アユムちゃんにできる?」って聞かれたときに即答で「できるよ」って言ったの、めちゃめちゃ面白かったです(笑)この2人ずっと面白い。

アユムちゃんに。お兄さんが退院しちゃうのさみしいって言われた時の、大西さんの「次の人も良い人だよ」が冷たすぎて笑いました。子供相手にあまりにも冷たい(笑)

約束したときのアユムちゃんの「たんたんじゃない。たったったーだよ」も笑いました。こだわりがあるんだね(笑)

アユムちゃんが突然言い出した、「約束の舞」が意味わかんなすぎて笑いました。天然がすぎる。
あと、自分から約束の舞の歌を歌うイオリちゃんすごすごる(笑)事前に用意してたのかな?
大西さんが、約束の舞するってやってやらないのおもろいし、アユムちゃんにばれてるのもおもろい。2日目の会話でこんな面白い事ある?ってくらいめっちゃ笑いました。おなか痛かった。天然謎空間でめっちゃ和みました。

Day3昼

アユムちゃんともう1日あると思って、約束の舞を踊らなかったの笑いました。大西さん舞台の事考えてくれてて、めっちゃいい人。

「怖い提案してこないっすよね。」
「直すために俺の身体欲しいとか」
というセリフは、相変わらず鋭い。

医者が言った「君に言い知れぬ恐怖を与え続けていたんだね」に対して、「もちろんです。」って即答したのは笑いました。ずっと怖がってるやん。

臓器くじの図を見ただけでこわーって言ったの笑いました。本当に怖いの苦手そう(笑)
あと、こわーって言いつつ自分の回答めっちゃ早いのも面白かった。
「自然の摂理」という言葉が出たのは、興味深かったです。

医者の事怪しんでいるし、怖がっているけど、医者の話には快く受け答えしているあたりとても良い人という印象を受けました。人当たりめっちゃいい人なんだろうなあ。

隣の病室へ

隣の病室行く時、めちゃめちゃ怖がっててリアクションめっちゃよかったです。お化け屋敷とか苦手なのかな。
「こわいこわい」って言いながらあけて「むりむりむりむり」とか言ってるのめっちゃおもしろかったです。ホラーアトラクションに入った人じゃん(笑)

医者が入ってきて、約束の舞踊る流れになった時の、
マコト「ちょっと取ってくるね」
医者「まことくん!!!」
医者「あ、それが必要なのか」
が面白すぎました。約束の舞ちゃんと踊ってくれるの最高だった。
ぱぱの「マコト君、本当にありがとう」迫真で笑った。本気の感謝だよね(笑)

アユムちゃんが眠った後の「先生今気づきましたけど、それ脳みそっすよね」は笑った。あんなに怖がってたのに、急にめっちゃ冷静やん。しかも、今気づいたのね(笑)病室入った時、何見て怖がってたんだ(笑)(雰囲気が怖かったのかな?)

状況確認してすぐに「いいですよ」と答えたのがあまりのも早い。答えだすのが早すぎる。あんなに怖がっていたのに。

大西さんの
「なんか彼女の事、好きになったから」
「すごく今も綺麗な姿ですけど」
というセリフがめっちゃ素敵でした。イケメンすぎる。

「戻りたいです、でもいいです。あげます」
「僕この身体好きです」
ってセリフもめっちゃエモかったです。身体あげて良いって言い切りつつも、自分の身体に未練はしっかりあるのが、すごくよかったです。それでも、即答で渡してくれるのかっこよすぎる。

「彼女は僕の身体でずっと生きていけるんですか?」と聞くのも、すごくよかったです。自分よりアユムちゃんの心配してくれる人なんだね。
「最初に聞いたとき良いって思ったんでいいです。」かっこよすぎる。潔い。

最後の一言の「文字通り第2の人生が始まったなと思います」があまりにもかっこよかったです。病室はいる時の大西さんと同一人物に思えない。

カタシロRebuild 浸蝕07【大西洋平さん】回のまとめ

とにかく、天然のアユムちゃんとちょっと冷たい大西さんの掛け合いに笑いっぱなしでした。夜の会話の時間は、頭の中にはてなを浮かべながらずっと笑ってました。怖がりだけど、潔くてかっこいい大西さんのギャップもとても良かったです。あまりにも鋭くて、ドキッとするような場面もあって、メリハリのあるとても楽しい回でした。テンポのいい会話が聞いていてとても心地よかったです。わかりやすくて楽しい舞台でした。

 

 

【ゲスト:さいとうなおきさん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕06の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYouTubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私は基本、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

 

今回私が見たのは、こちら

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』06 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕06の出演者

マコト役:さいとうなおきさん

医者役:ディズムさん

アユム役:ななひらさん

 

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いについての感想は、こちらの記事に記載しています。

hensyoku-otaku.hatenablog.jp

カタシロRebuild 浸蝕06【さいとうなおきさん】回の感想

6回目のゲストはさいとうなおきさんでした。さいとうなおきさんは、存じ上げておりました。ポケモンカードのイラストなども担当されている、イラストレーターさんです。でも、YouTuberもされているのは知りませんでした。単純にイラスト書くだけではなく、発信することにも長けている方なんですね!!!!イラストレーターさんからどんなお話が聞けるのかとっても楽しみでした。

Day1昼

冒頭にMCと医者が手を拘束する時にしまどりるさんが言った「これが神絵師の右腕だぞ、みんな」で、さっそく笑いました。

何か覚えているか、と医者に聞かれた際に「子供が1人いました」とお答えになられたので、すごく楽しみになりました。3日間で行われる質問や、最後の選択をする際、自分に子供がいるかいないかでも考え方が変わると思います。

医者とマコトの会話の中で、帽子を大事そうに手に持っていた事になったさいとうさんも可愛いし、帽子をかぶせてくれた事になった医者も可愛い。
「これを取ったら禿げてるのかもしれない」で笑いました。

囚人のジレンマでは、黙秘をした理由を聞かれた際に、さいとうさんが「なんでだろ?」と言ったのが面白かったです。事前に考える時間があるので、すんなり理由を述べる人が多いから、答えたものの理由がすぐ浮かばない人は珍しい気がしました。直感重視の方なのかな?

信頼関係があることを前提にしていたとの事なので、すごく優しい人なんだろうな、と思いました。

信頼した理由に「あまりにも声がよかったので」と答えたのは面白かったです。確かに声いいけど、それ以上に仮面の不気味さが勝ちそうなんだけどな。

医者の「信頼できるかどうかのゲームと捉えた」という表現は、すごくわかりやすかったです。確かに、囚人のジレンマは色んな見方・考え方ができるけど、さいとうさんの中では、信頼関係が大事な部分だったんですね。私はやっぱり刑期が気になってしまうので、人それぞれ考え方が違って興味深かったです。

「10年塀の中に閉じ込められたら、子供に会えなくなるなあ」というセリフは、印象的でした。親ならではの目線だなあ。私自身には、まだ子供がいないのですが、子供がいる方にとっては、やっぱり子供の存在ってとっても大切なんですね

医者に「では、明日、明後日と治療をしていこう」と言われた時に、「何の治療をするんですか?」とさいとうさんが言ったので、かなり医者に不信感を抱いているんだなと感じました。自分の身体を変にいじられたくない感じが初日から既に出ていて、勘が鋭いなと思いました。(実際この後もめちゃめちゃ鋭かった。)

Day1夜

「こーんこーんこーん。入ってますか~?」は笑っちゃいました。トイレか(笑)
でも、すっごく可愛いアユムちゃんでした。
可愛いアユムちゃんに最初、敬語で話すさいとうさん、すっごく丁寧だけど、ちょっとまだ警戒モードが残っているような印象もしました。

アユムちゃんに囚人のジレンマの件を、「でも、さっき軽く(ぱぱに)騙されたんだよな」って話しちゃうさいとうさん面白かったです。子供相手にその話しちゃうんだね(笑)

アユムちゃんと話しているうちに、自然とさいとうさんの話し方もため口になっていて、アユムちゃんうまいなあ~と思いました。相手が警戒モードでもしっかり仲良くなりにいけるのすごい!!!

 

Day2昼

目の調子が悪い事にすぐ気が付くの、冷静に観察できてるなーと思いました。イラストレーターさんだから、細かい所にも敏感に気づくのかな?あと、あまり深く考えず思ったことはすぐに言っちゃう人なのかなという印象を受けました。

医者が、さいとうさんに「手に違和感は?」手の調子を聞くところが怖かったです。(暗に手が大丈夫なら、機械の身体でも大丈夫だよね?と言われているような感じがしました。)

身体の調子を聞くときに「帽子に違和感は?」と帽子の調子も尋ねる医者が可愛かった。そこもしっかり確認してくれるんだね(笑)

テセウスの船では、即答で「いえない(同一ではない)」と言ったのが印象的でした。確かに、物質の観点で言えば違うのは明らかだもんね。
医者の「印象とか感覚で何かをつかんでいる」という言葉は全くその通りだと思いました。

嫌な予感がする、と言ってテセウスの船と工具を紐づけたのが鋭いと思いました。
医者が「何と何を入れ替えるんだ」と尋ねて、「僕」と答えたのも全く持ってその通りで、もう核心に迫っていて驚きました。
ちっちゃい可愛い生き物ポケモンの事なのかな?さいとうさんのイラストはポケモンもトレーナーもすごくかわいいんだよね。

医者が「君と何かを置き換えたとしよう」「何と置き換えると思う?」と聞いたときに「脳みそを入れ替えたりとか」と自分から持ち出したさいとうさんめっちゃ鋭くてびっくりしました。実はシナリオ知っているのか?と思ってしまうほど鋭かったです。

人間なら答えが難しいのはどうして?と聞かれた時に「やっぱり自分事になるから」と言ったのもすごい。カタシロはまさにそういう話だもんね。この時点で自分事と思っているのは、かなり早いのではないかと思います。とても察しが良い。

「これから何かしたりなんて、しないよ」という医者のセリフは嘘は言ってないけど、ずるいなーと思いました。

医者に、脳を入れ替えた時にどちらが本体かと聞かれて、脳がある方が割合的には大きいと答えたのも、面白かったです。どっちと明確に答えるというより、どちらかと言えばという考え方なんですね。

ヒビチンってそんなに目立つ感じで置かれていたのだろうか(笑)ちなみに正しくは「ヒビテン」で殺菌消毒薬の事みたいです。

 

探索パートで、患者リストを見つけた際に、適正率という言葉から「やっぱなんか入れ替えられそうな気がする」と言ったのは鋭いと思いました。感覚的にも鋭いし、集まった情報を正しく分析していて、素晴らしかったです。セキュリティボックスでバースデイと書いてあるのを見つけた時も、すぐに「娘さんの誕生日」とつぶやいていて、鋭いし頭も良いしすごい人だなと思いました。イラスト描く以外にも色んな才能をお持ちの方なんだなぁ。

 

Day2夜

セキュリティボックスの事も、銃のこともアユムちゃんに言っちゃうさいとうさん面白かったです。
「これ(銃)欲しいなあ」って言うさいとうさんと「え、私のだったらさぁ、取らないでよー!!!!」っていうアユムちゃん可愛いかったです。好き。

患者リストに載ってた人数だけ、患者がここに来ている事に気づいた時に、さいとうさんが「何でもないんだ」って誤魔化してて、そこはアユムちゃんに隠してくれるんだなぁと思いました。

Day3昼

ここに来た人は全員記憶が無いという話の中で、「あなたがもしかして記憶を消してたり?」とさいとうさんが言ったのは、これまた鋭いと思いました。

「だれかとの適性をみられている」
「適正にあってないから、記憶を戻して返す」
「船の話があったじゃないですか、身体の適正なのかな」
「事故で動けない娘さんがいますよね」
すごすぎる。全部あっている。鋭すぎる。

でもそこで、「アユムちゃん声可愛いし、男と入れ替わって欲しくないしな」と思いとどまったのが面白かったです。このセリフを聞いた時の医者はどんな気持ちなんだろうか...父親ならではの話でよかったです。

銃の話も素直に医者に話していて、本当になんでも話しちゃう人だな、と思いました。舞台的には話してくれるほうがいいので、とても良かったです。

臓器くじの話では、「くじで殺されるの僕なんですよね」「嫌です」と完全に、自分事として話していて、印象的でした。

客観的に見てと言われた際に、さいとうさんが言った、図で示されると、多数が助かる方が良いように見えるが、誰が死んで誰が助かるのかという所と切り離せない。」という意見は全くその通りだと思いました。そして説明がとてもわかりやすかったです。YouTuberされているのにも納得です。

さいとうさんが「僕こういうの当たる自信があるので」「厄年だから、こういうの当たりそう」と言ったのがちょっとおもしろかったです。だとしたら厄が重すぎる。

さいとうさんの「子供にもう一回会いたいと思っちゃう」と言ったのに対して医者の「私も会いたいよ」と言ったのが辛かったです。これは完全に、臓器くじの話ではなく元気になったアユムに会いたいって事だよね...

そして、そこにしっかり気づいたさいとうさんがマジですごかった。「私も会いたいから、臓器ください的なことですよね、この誘導尋問は」というセリフはすごい。その通りです。もう、お話ではなく、誘導尋問って感じてしまってるんだね(笑)

医者の「この後、退院だ」がめちゃめちゃ怖かったです。
そして、さいとうさんの「僕は僕じゃ無くなるけど退院できるとかそういう話?」について、めちゃめちゃびっくりしました。え?!そこまでわかってるのという感想しかでてこないです。すべてお見通しですね。今までの情報をすべて整理して、確実に結論に辿り着いている。勘が鋭くてものすごく論理的、あまりにもすごいです。もうこの後起こる事ほぼほぼ全部さいとうさんの口から出てるやん。

あまりにも、核心についているので、もうそのままアユムちゃんの部屋に誘導する医者。この展開初めてでは?こりゃ、ものすごい事になってきたなと思いました。

 

隣の病室へ

病室に入ってからの、
「髪はないよ」
「これがアユムちゃんなのかな」
「髪どころか、もう脳みそだよ君」
とか全部言っちゃうの酷すぎて笑っちゃいました。面白かった。全部口に出ちゃうやん。

たぶんそんなこと言われるなんて思ってなかっただろうななひらさんがしっかり対応できるのすごかったです。アドリブの演技すごすぎました...
そして、その後のアユムちゃんの「パパが言うなら、信じる」が可愛いすぎました。

横たわる身体が「君の元の身体だ」と医者に言われた時のさいとうさんのリアクションがよかったです。さすがに入れ替え済みとは思わないよね。

適正率の理解もはやくて、やっぱりすごく頭いい人だ!!!と思いました。

機械の身体を快適に感じているの、ごい前向でちょっと笑っちゃいました。

落雷の話で、さいとうさんの「落雷じゃなくて、やりましたね」の言い方が面白かったです。シリアスなシーンだけど、ちょっと和やかな感じで話が進むのが、さいとうさん独特の雰囲気な気がして、とても良かったです。

「どうしても会いたいんだ」という医者のセリフがいいし「僕も会いたいしなあ」というさいとうさんも良い。子供がいると選択の判断基準も大きく変わるよなぁ。

「娘さんは、この機械の身体には入れないんですか?」という質問がすっと出てくるのも頭がいいなと思いました。状況の理解と整理がとても速い。

「この機械の身体はつくれたんですよね?じゃあ3年でだめになっても継ぎ足し継ぎ足しでいけますよね?」も頭いい。すごく合理的に考えていますよね。お互いにとって最適な解を模索されている印象でした。

「取引しません?」という言い方とても良かったです。医者の言いなりになってどちらかを選択するだけではなくて、自分の希望も伝えるのは、聞いていて面白かったです。

入れ替え入れ替えでつないでいく技術ができたら身体を譲るというのはとても合理的提案に感じました。確かに医者は、マコトを生かしたい気持ちが残っているなら、そのくらいやらなきゃいけないよね。

「そっち(機械の身体になる)のほうが、ちょっとワクワクする」
「パーツをつけたり、一瞬でインプットできたりするかもしれないし」
という言葉はクリエイターさんらしいと思いました。状況を前向きに
発想するのが素晴らしい。これが神絵師の発想力か~。

おじさんの身体だったとしても娘の歩く姿が見たいという医者に対して、「狂ってますね完全に。それは完全に間違ってますよ」とはっきり言ったのが印象的でした。確かにどれだけ愛していても、外見が変わった時色んな問題に直面することは避けられない気がするなぁ。

最後に医者に契約書用意させるのちょっと面白かったです。ちゃっかりしてる(笑)

最後の「意外とこっちの身体の方が快適かもなあ」も良かったです。あれだけ医者を警戒していたけど、選択はとっても前向きで、良いエンディングでした。

カタシロRebuild 浸蝕06【さいとうなおきさん】回のまとめ

とにかく、さいとうさんの洞察力・論理的思考・情報整理がすごすぎて、びっくりでした。1日目から3日目まで必要な情報をしっかり集めて、しかも正しく整理・推察していく。様々な能力に長けていて、観ている側としてはとても面白いカタシロでした。イラストレーターさんっぽい思考や発想もお話の中で垣間見えて、新しい発見のある素晴らしい回だったと思います。さいとうさんがしっかり真相を追求した結果、ちょっと怖い医者も見られて大満足のカタシロでした。

 

【ゲスト:ちゃげぽよ。さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕05の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYouTubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私は基本、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

 

今回私が見たのは、こちら 

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』05 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕05の出演者

マコト役:ちゃげぽよ。さん

医者役:ハヤシさん

アユム役:藍月なくるさん

 

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いについての感想は、こちらの記事に記載しています。

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カタシロRebuild 浸蝕で初の最後の選択

今回の公演で特に印象的だったのは最後の選択でした。何が正解というのが決まっているわけではないですが、どちらかというと自分の身体を渡す選択をされる方が、カタシロRebuildでは多いです。でも、私は渡さない選択をする回がとっても好きだったりします。

渡さない選択をされる方の多くは、アユムちゃん(くん)に対しての思いと、自分の人生を天秤にかけ、苦渋の思いで決断をされます。その様子がとっても悲しいのだけれど、見ていて感情をとても揺さぶられるのでとても好きです。

後でも書きますが、カタシロRebuild 浸蝕で初めて泣いてしまったのがちゃげぽよ。さんの回です。泣いてしまうほど心を動かされました。めちゃめちゃ良かった。

なんでかわからないけど、ハヤシさんが医者の回は、最後の選択のシーンすごく感動的になるよね。なんでなんだろうね。

 

カタシロRebuild 浸蝕05【ちゃげぽよ。さん】回の感想

5回目のゲストは、ちゃげぽよ。さんでした。毎度毎度申し訳ないですが、ちゃげぽよ。さんのことも存じ上げておりませんでした。(昔は歌ってみたとか見てたんだけど、ちゃげぽよ。さんはなぜか通過してなかった)

歌を歌われる方って表現力があるし、ちゃげぽよ。さんはどうやら、声真似や演技もされているようで、とっても楽しみでした。

また、カタシロRebuildの第1回公演では、ハヤシさんが医者役をされている回がとても好きだったので、その点においても、とっても楽しみにしていました。

ハヤシさんが、医者役をやっていた第1回公演はこちら。

舞台『カタシロRebuild』ズズ,ハヤシ,藍月なくる - YouTube

舞台『カタシロRebuild』なな湖,ハヤシ,ヤマト イオリ - YouTube

 

Day1昼

始まる前に仮面が3人並んでるの怪しすぎて笑いました。

医者の「気が付いたかい?」が良い声すぎて、とても好きです。医者の「その仮面については、傷1つついてなかった」でいきなり笑いました。それはそれで怖い(笑)そして、その時にちゃんと仮面に寄ってくれるカメラマンさんがナイスすぎます。

医者が「君が寝ている間に脳を検査させてもらったんだ」と言ったのには驚きました。ハヤシさん初日から不審に思われない、ちょうどいい塩梅で伏線を敷いていて素晴らしい...

ちゃげぽよ。さんは、最初から不信感マックスという印象でした。まあ、怪しい仮面付けた医者を信頼するほうが難しいか。

病室が空いていない話で医者が言った、「落雷に打たれると事前に予約してくれればよかったんだけどねえ」には笑いました。自分でやっておきながら、こんな冗談言う医者冷静に考えたら狂ってるよなあ(冷静に考えるまでもなく狂っている医者ではあるんだけど)

囚人のジレンマの話では、ちゃげぽよ。さんが最初に、「どういった犯罪を犯したのか、聞いても良いですか?」と言ったのが印象的でした。舞台中では深く言及されていませんでしたが、罪の重さによっても、答えが変わってくるのかもしれない、と思いました。単純に刑期の話ではなく、犯した罪を自白せずに自分の中に抱えたまま生きられるのか、というような観点でも人それぞれ、色々意見が出てきそうな気がします。囚人のジレンマは設定次第で色んなお話が展開できる議題なんだと感じました。

ちゃげぽよ。さんの「僕とあなたの関係性って、どういったものを前提に考えたらいいですか?」という質問に対して、医者が「どういう前提で、お付き合いしていこうか?」と言ったのには笑いました。恋人になろうとしているのか?(笑)

黙秘を選んだ理由については、前提として相手とはそれなりの中と言っていたので、自然な回答かなと思いました。

ちゃげぽよさん。の「黙秘して、お互い一緒に2年我慢してくれるんじゃないかって所を最初は期待していたんですけどね」に対して、「なななんだね、その目は」って言っている医者が可愛かったです。でも相手とは信頼関係あるって前提で、自白してるんだから自業自得だよね(笑)この辺りのやりとりから、ちゃげぽよ。さんも少し余裕のあるような話し方になってきて、二人の会話を聞くのがとても楽しかったです。

「恨みを買うのも嫌」という話や「相手が知らない相手だったら自白かもしれない」という話からは、とても合理的な印象を受けました。

マコトが昨日の夜は暴れていたという話で医者が言った「保険効かないから、このへん」も笑った。全く関係ないけど、USJスパイダーマンが言う「君たちは保険に入っていないんだろ?!」を思い出しました。

 

探索パートでは、演技も交えながら状況説明をしてくれるのがとても分かりやすくて良かったです。無くても問題ないけど、独り言で状況説明してくれると観やすいので私は好きです。

 

Day1夜

可愛く話しかけてくれているアユムちゃんに対して、不信感マックスで答えるちゃげぽよ。さんが印象的でした。医者だけじゃなくて、アユムちゃんにも警戒心強いんだね。

医者の話で、ちゃげぽよ。さんが「なんか変な仮面つけてる人なんだけど」って言ったのが面白かったです。そういうあなたも仮面つけてるやん(笑)

アユムちゃんに対して、色々と情報収集しているのが、TRPG慣れてる人って感じがしました。クトゥルフとか経験している人はやっぱ、アユムちゃんと仲良くなるより、情報収集したくなるよね(笑)

 

Day2昼

テセウスの船では、姿形が同じなら、同じ船だとすんなり回答したうえで「人間だって同じじゃないですか」と言ったのが印象的でした。「細胞は生まれ変わるし、ケガもするけど僕は僕ですから。」というセリフを聞いて、博識な方だと思いました。

ハヤシさんが追加で提示した、老朽化したパーツで再び船をくみ上げた時、どちらがテセウスの船か?という問いに対して「どっちもテセウスの船じゃないですか?」と言ったのが興味深かったです。また、何がテセウスの船をテセウスの船たらしめているのか、という医者の問に対して、観測者がテセウスの船と認識しているかどうかという回答をしたのも面白かったです。同一性の話って自身がどう思うかという考え方もあるし、周りがどう思うかとう考え方もあるんだね...難しいけど色んな人の意見を聞けば聞くほど面白いです。

 

探索パートで最初に「相変わらず、薬品臭いなあ」って言ってたけど、恐らく現場はリアルに薬品のにおいするんだろうね(なんか舞台美術の一部は本物を借りてきていると言っていたような気がする。)生で観れたら、より没入感あるんだろうなあ。

患者リストを見ていて、最後のページに書いてある「見つからない」を発見した時の、ファイルの持ち替えとカメラマンさんの寄りが完璧でびっくりしました。カメラ意識して見えるようにしてくれたのかな。

「流石にこんだけ人入院してたらニュースにくらいなってそうだけど」は、確かにそうだ(笑)2年で2072人も入院してるしね(笑)ちなみに、もちろん私も入院(クラファンで支援)しています。

探索は必要な場所だけしっかり見に行っていて、すごくスムーズでした!!!かなり、舞台慣れしている方なのかな。

 

Day2夜

2日目もちゃげぽよ。さんは、かなり情報収集寄りでした。が、一通り話した後の、アユムちゃん(藍月なくるさん)の「お兄さん、私の事本当にお友達って思ってる?」で、藍月なくるさん流石すぎる!!!!!と思いました。相手に距離取られてしまっても、上手く詰め寄っていく、なくるさん上手すぎる。「アユちゃん」って呼ばせて、距離縮めて、マコトに歌の話をさせて、「歌って!!!!」っていうアユちゃんの一連のコンボが強すぎる。そして歌ってくれるちゃげぽよ。さん優しすぎる。そしてアユムちゃんの「最後のビブラートすごいね!!!」はガチの感想やん(笑)

しっかり、二人の距離が縮まっていて、藍月なくるちゃん流石としか言いようがなかった。強すぎる。場数踏んできただけの事あるよ...

 

Day3昼

ちゃげぽよ。さんが、アユムちゃんの事をアユちゃんと呼んだ時の医者の「あっアユちゃん?!」ってリアクションが可愛かったです。パパちょっと羨ましかったのかな(笑)

臓器くじの話では、積極的に殺すのか、消極的に殺すのかというような話が出てきて興味深かったです。ハヤシさんが提示したトロッコ問題は積極的殺人と消極的殺人の例としてわかりやすかったし、そこでも一貫してスイッチは切り替えたくない(積極的殺人はしたくない)というちゃげぽよ。さんの意見にはすごく共感できました。合理的だったとしても、やりたくない、やるべきではない事はあるよね。

 

隣の病室へ

隣の病室に行く前に、セキュリティボックスを再度探索して、アユムちゃんに誕生日聞いたのはめっちゃナイスでした。電気銃をポケットに忍ばせるの最高でした。そして、隣の病室に誘導するアユムちゃん流石です。カタシロRebuild 浸蝕でアユムちゃんの病室に銃持って行ったのは、今回が初めてだね。

仮面付けてるのに、病室に入った時の表情というか佇まいがとても良かったです。

お父さんが入ってきた時のアユムちゃんがめっちゃ可愛かった。「私がここに来てほしいって言ったの~。だからお兄さんは悪くないの!!」っていい子過ぎる。

アユムちゃんが眠ってからの、ちゃげぽよ。さんの演技があまりにも良すぎる。

ハヤシさんの「水槽に浮かぶ脳だけになっても」というセリフが印象的でした。

少し話が逸れますが、実は「水槽の脳」という思考実験があります。あなたは本当は水槽に浮かんでいる脳だけの存在で、電気信号でいま感じている世界を見せられているのではないか、というような話です。(映画のマトリックスもちょっと似たような描写がありますね)

そんなはずは無いと思うかもしれませんが、自分が脳だけの存在でないことを証明するのは意外と難しいのです。カタシロRebuildを見ている視聴者も、実は水槽の脳だったりして...なんて考えてしまいました。

ハヤシさんがマコトの身体について話す際、身体を挟んでマコトの対面に来たのは天才だと思いました。ちゃげぽよ。さんの視線がナチュラルにカメラ側に来る。後ろにはアユムちゃんの脳も映る。マコトの身体も見える。めちゃめちゃ良い。

「なんで、なんで僕なんですか?」
「適正率がどうとかじゃなくて、なんで僕が選ばれたんですか。どうして僕じゃなきゃいけなかったんですか」
というちゃげぽよ。さんのセリフはめちゃめちゃ良かったです。演技、声色も含めて最高でした。

医者に銃を構える構図もかっこいいし、「返せよ、俺の身体返せよ!!!」と言いながら銃落とすのもすごく良かった。アドリブでやってるとは思えん。

そして、それに対して冷静にテセウスの話持ち出してくる医者もやばかった。バチバチに戦うカタシロもめっちゃ好き。

「アユムの為に君の身体を譲ってほしい」と医者に言われた時の「...無理だ。できるわけない。なんで、できるわけないだろそんなこと!!」とかも、セリフにすごく感情がのっていて、自分の感情もすごく揺さぶられた。

その後他の患者も全員こうやったのかと聞かれた時の医者の「そう。でも彼らは適合しなかった。だから、元に戻して返してやった」はめちゃめちゃ怖かった。を人として見ていないという感じがして怖かったです。そこまで狂っているならもう、適合したやつさっさと殺して身体奪ってそうな気もするけど(笑)

色々話して最終的に「私はアユムを助けたいだけなんだ」っていうセリフが医者の狂気を物語っていてすごく良かったです。元々持っていた倫理観が、もはやよくわからない形で残り、とにかくアユムを救う事だけを考えている、そんなアンバランスさをひしひしと感じました。

ちゃげぽよ。さんが崩れながら言った、「返してよ俺の身体、ねえ、返せよ!!」が迫真の演技すぎて震えました。

「アユちゃん、ごめんね。友達になれなかった、お兄ちゃん。ごめん、ごめんね」で、もう涙腺ダメでした。泣いた。何回も見てるお話なのに泣いてしまうんだよなあ。ちゃげぽよ。さんの演技があまりにも良かったです。葛藤があっての身体を渡さない選択最高でした。アドリブでこの演技できるのすごすぎました。いい意味で、めっちゃ感情かき乱されました。

 

最後のセリフで、自分の選択が正しかったのか考えながら生きていくだろう。というセリフも良かったです。まさしく、それが人生だよね。

カタシロRebuild 浸蝕05【ちゃげぽよ。さん】回のまとめ

ちゃげぽよ。さん回はとにかく、3日目の隣の病室に行ってからの演技に魅せられました。1つ1つのセリフに感情が込められていて、演技もとてもお上手で、見入ってしまいました。最後の選択もすごく良かったです。アユちゃんに謝る瞬間は本当に涙なしには見れませんでした。ぎゅっと胸が締め付けられる、そんなカタシロでした。5回目でこの内容はタイミング的にも最高だったように思います。どのカタシロも好きだけど、特に感情揺さぶられた回でした。

【ゲスト:小林竜之さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕04の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYouTubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私は基本、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

 

今回私が見たのは、こちら

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』04 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕04の出演者

マコト役:小林竜之さん

医者役:ディズムさん

アユム役:もこ田めめめさん

 

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いについての感想は、こちらの記事に記載しています。

hensyoku-otaku.hatenablog.jp

 

恐らくカタシロRebuild初のがっつり反抗期アユムくんについて

今回の公演では、もこ田めめめさんがアユム役を務められました。前回の第1回公演でも男の子のアユム君を見事に演じられていたのですが、今回のアユム君かなり雰囲気が違いました。

第1回公演のモコ田めめめさん出演回はこちら
舞台『カタシロRebuild』トミック,ディズム,もこ田めめめ - YouTube

第1回公演では素直でパパ大好きな可愛い男の子といった印象でしたが、今回はどうやら反抗期の男の子の設定だったようです。パパに対して、どう接していいかわからず、ツンツンしている感じがとっても新鮮でした。

第1回公演では、でびでび・でびるさんも、ちょっとツンツンした感じの男の子のアユム君を演じられていましたが、今回ほどしっかり反抗期という感じではありませんでした。

そんな反抗期なアユム君とパパである医者のお話も見どころになったのが今回の公演の特徴の1つかなと思います。そして、反抗期のアユム君×光の探索者小林さんの組み合わせが最高でした。

カタシロRebuildは医者もアユム君も性格が様々で何度見ても全然飽きませんね!!!

 

カタシロRebuild 浸蝕04【小林竜之さん】回の感想

4回目のゲストは、小林竜之さんです。今回も例のごとく、存じ上げていなかったのですが、歌手・声優・舞台俳優とマルチに活躍されているようで、配信前はとっても楽しみでした。普段から演技されている方の舞台って、やっぱり見ごたえがあるんですよね。(カタシロRebuildの場合、そうでない方でも見ごたえばっちりですけどね!!!)

そして、第1回公演でマコト役で出演されていた、上田悠介さんとどうやらお知り合いのようで、見るからに光の探索者を継承する者の雰囲気が出ていましたので、そのあたりも楽しみでした。(結果、想像の10倍くらい光属性が強かった

Day1昼

まず、冒頭舞台に入って手術台に寝かせられている間、すごく和やかにお話していたのに、ディズムさんが立ち位置に向かう様子を見た瞬間、スッと表情を作られたのが、役者さんだーーーー!!!と興奮しました。ディズムさんの今から始まりますよ、と伝える舞台特有の動きとれを見て切り替える小林さん。この時点でもうテンションがあがりました。

冒頭の「あれ、お、ふぇ?おはようございます...」で、もう演技力すごすぎて、感動しました。アドリブでこれできるのまじですごい...

医者に「意識ははっきりしてきたかな?」と聞かれた時に「いや、まだ、頭が痛くて...」というセリフが出てくるのもすごすぎました。台本あるようにしか見えない。どれだけ頭の回転が速くなれば、こんなスムーズに状況にあったセリフを言えるんだ...。役者さんまじですごいって思いました。

医者に落雷にあってここに運ばれてきたと言われた際に、「落雷にあったら、普通助かりませんよね?」と聞いたのにはびっくりでした。全くもって、その通りだけど、そこを指摘する人ってあんまりいないような気がします。勘が鋭い。

「3日間ここで入院してほしいんだ」と医者に言われた時に「他の方がいるなら仕方ないですよね」って言えるの、超優しい。医者を疑うことなく受け入れている感じがして、この時点で既に光属性を感じました。

囚人のジレンマの話では、「どちらがBですか?」って言ったのが可愛かったです。Bを選んだ理由が「形が好き」なのも、よくわからないけどめっちゃ可愛い。まだ囚人のジレンマの話は始まっていないけど、この時点で既に、直感的にお話する人という印象でした。

黙秘を選んだ理由について、
「同じ痛みを分かち合うなら、お互い短く済む」
「相手が自白といっても自分が10年刑務所にいれば相手を気づつけなくて済む」

という、言葉が出てくるのは、良い人すぎます。自分より相手を考えいる人で特に「同じ痛みを分かち合う」という言葉は印象的でした。人間関係とかめっちゃ良好そうだなと勝手に思ってしまいました。

飼っている猫の話で医者が「君みたいな人間なら友人は多いだろう」と言ったのも、恐らく私が感じたのと同じような印象をディズムさんも抱いていたのではないかなーと思いました。

Day1夜

アユム君の「もしもし、誰かいるの?」の一言で大人しい男の子というのが伝わり、めちゃめちゃテンションがあがりました!!今までのアユムちゃんとはかなり性格も違うし、男の子!!!もこ田めめめさんの声がすっごく好きで、聞き惚れていました。

小林さんは、アユム君とナチュラルに話しながら、しっかり情報も収集していて、観ている側としてもすごくわかりやすかった。

猫好きな話の中で、小林さんから「今度、もしここを出れたらだけど、(猫に)会わせてあげたいかなーと思う」って言うのがめちゃくちゃ良かった。いつもはアユムが仲良しになりに行くけど、今回はマコトから歩み寄っていく構図。これは、おとなしくてちょっと控えめなめめめさん演じるアユムくんと、優しくてすごく前向きな小林さんだからこそ、実現した構図に思いました。こうなる事を見越してめめめさんが、あのキャラのアユムくんを演じたとしたらすごすぎる。この2人の関係性大好きです。

Day2昼

小林さんと医者がアユム君の話になり、「お父さんが医者っていう話は一言も出てこなかったかなー」と小林さんが言った後、「そうか」と答えた医者の背中とそのあとの間に、ものすごくパパを感じました。アユム君の身体の事以外にも、父として色々悩んでるんだろうなあ...医者に対してこんなにお父さんを感じた公演は初めてかもしれない。

テセウスの船の話で、例にメロンパンが出てくるのは、あまりにも可愛くて笑っちゃいました。「AKB」とか「モーニング娘。」とか「人体」とか色々例に出しているのを見てきたけど、「メロンパン」が例にあがるのは初めて見たなぁ。光属性があまりにも強い。

そして、医者もメロンパンで話を進めた上で、メロンパンが人知れず小さくなっている話が出てきて更に笑いました。テセウスの船でこんな世知辛い話に発展することあるの?(笑)

そして、メロンパンで和やかに話してきたのに、「では、人間ならどうだろうか?」と切り込む医者はちょっと意地悪だなと思いました。でも、このカタシロは意地悪な質問もあったほうが面白いですもんね

小林さんはすごく「名前」を重要視していて、新鮮でした。テセウスの船は考えるうちに何を以て同一とすべきかよくわからなくなるけど、確かに物質的な物であれば、単に名前が同じかどうかで判断できる場合も多いように思いました。物事を複雑にせず、シンプルに考えることが出来る人なんだなぁと思いました。

医者との話の終わりに「アユム君とは会えないんですか?」「一緒の病室に入院しちゃいけないんですか?」と言ったのには、震えました。どちらかと言えば、警戒してアユム君と会うことに消極的なマコトも多い中で、自分から会いたいと言う小林さん。あまりにも眩しい。光属性が過ぎる。医者を警戒する様子もなくて、あまりにも人間性が良すぎると思いました。怪しげな手術室なのに、小林さんからは強い光を感じました。医者の「明日、会ってくれるかい?」に対しての「はい!!!」が純粋すぎました。結末を知って見ているこちらとしては、心が苦しい...

 

探索パートで、鎖外しちゃうのには笑いました。優しいけど好奇心めっちゃ旺盛なんですね。ガシガシ開けにいってて面白かったです(笑)小声で「ばれちゃいけない」とか言ってるのも可愛かった。みんな、不審な感情を抱いて探索するけど、小林さんはめっちゃ無邪気に探索してて、和やかな気持ちになりました。「ワクワクする、面白そー」って言いながら棚漁るし、患者リスト見ても「ちょっと、よくわかんない」で済ますの純粋すぎる。人を疑う事を全く知らないんじゃないかって感じました。

 

Day2夜

小林さんが、パパとアユム君の話をした、と報告した時のアユム君の反応がすごくよかった。「まあ、そうじゃない?知らないけど」って反抗期の感じがめっちゃ伝わりました。それに対して小林さんが、「なんで?え?アユム君も記憶喪失だったりしたの?」って言うのは面白かったです。小林さん反抗期知らないのかな?って思っちゃいました。めっちゃ純粋に聞いてて、ほんとにまっすぐな人だなあと思いました。

「2年も面倒見させてるの悪い」っていうアユム君も良い子過ぎる。複雑な事情があっての反抗期、アユム君も辛いよね...

小林さんの明るい性格で、アユム君も少しずつ心開いていく感じがすっごく良かったです。

記憶喪失の話で小林さんが言った、「本当は思い出したいけど、なんか、このまま忘れてても良い事もあるのかな」ってセリフはすごく良かった。このセリフから、マコトの記憶喪失前に何があったのか、色々想像させられます...このセリフから二次創作できそうなレベルで深いセリフだと思いました。アドリブでこのセリフ出てくるのすごすぎん????

アユム君の「目も見えないし、身体も動かせないんだよ」に対して、小林さんが「俺がずっと話してあげる」と返すのが素敵すぎる。アユム君の不安とか悩みとか全て包み込み小林さんの包容力と強さをすごく感じました。どんな話をしても前向きに答える小林さん。今までのカタシロRebuildの出演者の中で1番光属性強かったかもしれない。

最後のアユム君の「また明日、おやすみ」は、心を開いている様子が伝わってとてもよかったです。この2人好き。

Day3昼

ここまできても、自分の事より、アユム君が気になる小林さんがあまりにも純粋でこの後の展開考えただけで胸がいっぱいでした。全然医者を疑わないやん。聖人すぎる。

アユム君の話で医者がいった、「マコト君。そういう時どうしたらいいと思う?」「父さんどうしたらいいと思う?」には笑っちゃいました。父さんすごく悩んでるやん(笑)

そして、小林さんの「もっとたくさん話してあげたらいいんじゃないですか?」はすごすぎるました。対話する舞台、カタシロRebuildにピッタリすぎるセリフ。狙って言っているのかわからないけど、アドリブでこのセリフがスッと出てくるのはもはや怖い。すごすぎます。とても良かった。

臓器くじの話では、誰かが犠牲になって自分が救われても辛いかもしれないと、おっしゃられていて、やはり相手の事を気にかけてくれる人なんだなと思いました。優しくて、純粋で、強い人というのが1日目から3日目までずっと一貫していると感じました。

家族が移植を受ける側だとしたら、と聞かれた時に、すごく真剣に答えを考えている姿が印象的でした。考えた結果の「家族がそれで助かったとしても苦しい」というのは、心に刺さりました。ぬのは知らない他人で、救われるのは自分の大切な人、それでも苦しい。赤の他人だろうと何だろうと、健康な人を殺すのはよくないとわかっていても、私なら、自分の家族が介入してくると正しい事を判断するのは難しくなってしまう。そんな中でもやはりだめな事と判断できるのは強いなと思いました。

最後の最後まですっごくアユム君に会いたい小林さんが純粋すぎて、この時点で私は自分の感情のやり場に困りました。小林さん良い人すぎる。

隣の病室へ

病室入った時の表情がめちゃめちゃ良かったです。もう胸がいっぱいで、表現しようがないけど、今までのやり取りとか思い出して、泣きそうでした。

その後入ってきた、パパとアユム君のやりとりが、2年間の2人の関係を想像できて、ここでも泣きそうでした。お互い悩みとか葛藤とかあったんだろうな...

「本当は俺の事治すのだってもう疲れたんじゃないの」というアユム君のセリフに「そんなことはない!」と強く返す医者が印象的でした。素直になれないアユム君とうまく息子に向き合ってこれなかった医者。でもアユム君を治したい気持ちは本物だもんね。

アユム君が眠った後、医者が「こちらへ」と言ったときに、小林さんが後ずさりするのがとても良かった。

医者に「機械の身体だ」と言われた時の小林さんの動作と表情がとても好きです。俳優さんの表現力すごい。

自分が機械の身体になったことに、すごく戸惑っていたのに、「しょうがない!!」とすぐ結論を出したのが印象的でした。

自分の事より、アユム君。そして、身体を受け渡した時アユムは大丈夫だろうか、という医者の問に対して「僕たちで最後まで嘘をつき通しましょう」と言うシーンは、すごく良かったです。すっごく純粋で嘘つけなさそうな人が、アユム君の為になら嘘をつき通すと言う。痺れました。最初から最後まで一貫してて、清々しいほど素敵な方でした。

最後の「元気になってね、アユム君」もシンプルながら、小林さんの明るくてポジティブな所がにじみ出ていて良かったです。最高でした。

カタシロRebuild 浸蝕04【小林竜之さん】回のまとめ

なかなか心を開けないアユム君と、優しく歩み寄る小林さん。どこまでも純粋な小林さんと、罪悪感を持ちつつも話を続ける医者、反抗期のアユム君と接し方がわからない医者。様々な人間関係・感情が交錯する舞台だったように思いました。小林さんが本当に純粋で、アユム君に自分から近づいていく様子が本当にグッときました。うまくいかない親子関係も垣間見えて、色んな思いがこみ上げてくる、そんな素敵な舞台でした。

 

【ゲスト:祁答院慎さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕03の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYouTubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私は基本、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

 

今回私が見たのは、こちら
舞台『カタシロRebuild 侵蝕』03 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕03の出演者

マコト役:祁答院慎さん

医者役:朝日奈丸佳さん

アユム役:森永千才さん

 

ちなみに、祁答院は「けどういん」と読むそうです。漢字苦手なので私は全然読み方わかりませんでした。

 

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いについての感想は、こちらの記事に記載しています。

hensyoku-otaku.hatenablog.jp

 

第1回公演のマコト役が今回医者役を務める件の感想

まず、触れておきたいのは、今回の医者役、朝日奈丸佳さんについてです。

朝日奈丸佳さんは昨年行われた『カタシロRebuild』(第1回公演)で、ゲストつまりマコト役として参加されておりました。

マコト役として参加されていた公演はこちら。
舞台『カタシロRebuild』朝日奈丸佳,まだら牛,白上フブキ - YouTube

 

前回マコト役を経験した方が、今回は医者役での出演。楽しみすぎます。こういうの私も好きだし、たぶんみんな好きなやつだと思う。(伝われー!!)

TRPGのカタシロでも、プレイヤーを経験した方が、後にKPとして医者役を演じることは多々ありましたが、舞台でも実現ということで嬉しい限りです。

この、マコト⇒医者の連鎖によってカタシロは大きくなってきたような気がしています。舞台でもこの連鎖がいっぱい繋がればいいな、なんて思いました。

ちなみに、朝日奈丸佳さん以外にも、名越康文さん、上田悠介さんがマコト役から医者役に転身されます。

舞台上でマコトを経験された方が、今度は医者役としてどんな物語を紡いでくれるのだろうか...そんな期待を持ちながら、配信をリアルタイムで視聴しました。

 

カタシロRebuild 浸蝕03【祁答院慎さん】回の感想

3回目は、祁答院慎さんがゲストでした。本当に申し訳ないのですが、今回もカタシロRebuildを見るまで存じ上げておりませんでした。一旦、自分の疎さには目を瞑り、カタシロRebuildによって様々な方を知ることができる!!と前向きに捉えるようにしました。

今まで趣味は狭く深くだったのですが、カタシロRebuildで様々な方を知り、色んな物に触れることで、趣味を広げていきたいなーなんて思います。(クリエイターさんもたくさんいらっしゃるのでね!!)

ただ、私ホラーがあまり得意ではないので、コープスパーティーはちょっとできないかもしれない...

Day1昼

まず、朝比奈女医があまりにもお綺麗で、目を奪われました。白衣の裾が綺麗に広がっていて、シルエットが美しすぎる。美しさに仮面がプラスされ正に妖艶といった雰囲気でした。カタシロRebuild史上初の女医さんということでとっても新鮮でした!!

女医さんの「気が付きました?」の声が優しくて、この優しい雰囲気が、後々の怖い女医さんを際立たせていたように思います。

祁答院さんも、とっても優しい話し方で、この時点で心優しい方だろうなという印象でした。

拘束具(昨夜暴れていた)の話で、女医さんの「覚えてないんですか?私にあんなことしたのに!!」と祁答院さんの「えぇ!なにしたんですか!!」の掛け合いが好きです。この掛け合いで、この2人の関係性とキャラが提示されたように感じました。アドリブなのに、こんなにすぐにキャラが見えてくるのはすごいと思う。

囚人のジレンマの話に入る前に、もう工具の存在に気が付いていたのは、びっくりしました。ゲーム関係のお仕事をする人はやっぱり、キーアイテムに対しての洞察力がずば抜けているような気がします。

囚人のジレンマの話では、自白を選んだ理由が面白いなと思いました。

「2人共、5年で済む」
「悪い事ををしたらちゃんと罪を償って、きれいな身体になりたいです。」
「一緒に償いたい」

これらのセリフからは、罪を犯したのなら、きちんと償うべきという考えを強く感じました。自白を選択する人の中には、刑期を意識した回答をする人もいますが、祁答院さんの場合、罪を隠して生きたくないきちんと償いたいという思いが強いような気がします。自分を偽れない、心の綺麗な方という印象を受けました。

記憶を少し取り戻せていると気づいた時の祁答院さんの「ありがとう、先生」が純粋すぎて、この人天使なの?と思った。心が綺麗すぎる。

そんな優しそうな人が、探索パートでワゴンすごい動かしてて、ちょっと面白かった。

Day1夜

アユムちゃんとマコトがあいさつした後の、アユムちゃん(森永さん)の嬉しそうな「わあ!私ね、アユムっていうの!!」が可愛すぎました。

あとアユムちゃんが「お母さん」って言うのが新鮮だった!!女医さんだもんねー!!

アユムちゃんと年齢の話になったときに、「僕はね、僕の年齢ね、僕の年齢ね、覚えてないんだよなー!!!!」のセリフは笑っちゃいました。なんでそこでテンション高くなるんだ(笑)
そして57歳にされて「(笑)ありがとー!!!たぶんあってる(笑)」ってセリフも面白かった。なんでアドリブでここまで面白い会話になるんだ、すごすぎる。

マコトも可愛い、アユムも可愛いで、超可愛い空間でした。めっちゃ和んだ。

Day2昼

記憶を失った患者がたくさん来ている事を不審に思いつつも、医者に深くは追及しない所が人の良さがでているなと思いました。疑いの感情を持った際に医者にバシバシぶつけていく人もいるけれど、祁答院さんの場合、勘づきつつも相手を信用したいという感情が強いように感じました。

目を治しておくよと医者が言ったときに「僕痛いの苦手なんで」って言ったの可愛かったです。病院苦手な子供みたい(笑)

テセウスの船の話で、「そうとも言えるし、そうとも言えない」と言ったのが印象的だでした。同一の物か、そうでないかと尋ねられた時に、2つの選択肢から答えを選ぶのではなく、自分の考えにあてはまる新しい選択肢を作って回答をしたように感じられました。これって意外と難しくて、頭いい人だーって思いました。

中心にあるものが「スタートの概念」というのも興味深かったです。元の船があるからこそ、今の船がある。「魂」という単語も話の中で出ていたけど、パーツが置き換わっても継承されていく物がある、というような考え方かなと個人的には思いました。

女医さんが例に出した、「家があって、身長を刻んでいた柱が置き換わったら?」の質問に対して、「住んでいる人が同じなら、同じ家」と返すやり取りは、ストーリーを知っている身としては、まさに身体と脳が連想されてゾッとしました。テセウスの船では、「人体」とか「モーニング娘。」とかいろんな物が例に出されるけど、「家」の例も面白いなーと思いました。例に出すものによっても、考え方とか意見とか変わってくる部分もあるよね。

あと、「失礼かと思って」といって靴脱ぐのはあまりにも良い人すぎです。心がきれいで礼儀もめっちゃしっかりしてる人だーって思いました。こんな所でも人柄がでるとは思ってなかった(笑)

探索パートでは、刃物を見て「はーこわっ」ってリアクションが可愛かったです。この人本当にホラー作家なのか?(笑)いちいち怖がっているし、リアクションがいちいち可愛い。

患者リストをいっぱい読み上げてくれるファンサービスも良かったです(笑)
そして自分の適正率にも気づき、リストに高い人がいない事にも気づく鋭さ。

患者リストを見ている時の「この人高いんじゃない?ありんこ。19、45そうでもないな」というセリフは笑いました。どこを見て高いと思ったんだろうか(笑)

Day2夜

アユムちゃんの「ひゅーどろどろどろ。うらめしや~」が可愛すぎる。アユムちゃんが話し始めると一気に和んじゃう。

お化け屋敷に一緒に行くとか、アユムちゃんに怖いお話を読み聞かせるとかたくさんアユムちゃんとの約束があって、すごくよかった。本人は、その分ラストのシーンで辛くなっちゃうと思うけど、やっぱり見ている側としてはアユムちゃんと仲良くなった上で隣の病室に向かってほしいと思ってしまうよね...

アユムちゃんが、マコトを「お父さんみたいだね」って言うのが、とても良かった。そういう事言われたら絶対情湧いちゃうよ...森永さんの距離の縮め方がうますぎる。

そして色々勘づいてくる祁答院さん。そんな中、指切りするアユムちゃんやべぇ...見ているだけなのに既に辛い...

Day3昼

医者が「今日の午後には退院できるかもしれない」と言ったときに食い気味に「本当ですか?!よかった~」と言ったのが可愛かったです。子犬みたいだ。

臓器くじの話を医者が説明している時、手をぎゅっと握っていたのが印象的でした。臓器くじについてはかなり反感が強かったのかなーと思いました。まあ好感を持てる人は少ないと思うけれど、答えも即答で「悪い事です」と言っていたし、祁答院さんの中で答えが明確に出ていたのだと感じました。自分自身は、臓器くじは結構悩んでしまうので、スパッと答えが出ていてかっこよかったです。

大切な人が、臓器提供を受ける側だったとしても、答えが変わらないというのも意見が一貫していて、強い人だなと思いました。自分だったら、大切な人が関係するかしないかでどうしても意見が変わってしまうなぁ。

患者リストについて、適正率とか色々な話をした後の、「ただの患者リストですか?」というセリフは祁答院さんの人柄がとても出ているように思いました。気になるけど怖くて深い所を聞けないというのがすごく伝わるセリフでした。

そして、「見つからないって書いてあったんですよ。それって...」と言ったマコトに対しての「もういいんだ、もう見つかったから。」が怖すぎてめちゃめちゃ良かったです。朝比奈さんの演技力とんでもなかった。鳥肌立ちました。

祁答院さんが隣の病室に行く前にアユムちゃんに声かけるの、めっちゃ良かったです。ちゃんと挨拶してめっちゃ律儀な人だ、そしてアユムちゃんの「指切りしにきてよ」の自然な誘導は素晴らしかった。そう言われちゃ、隣の病室行くしかないよね。

隣の病室へ

病室に入る前に「入るね」って言ったのにその後躊躇う所がめちゃめちゃよかった。怖がっているのが見ている側にもすごく伝わりました。ホラー作家とは思えない怖がりようで思わず可愛いなと思いました。

隣の病室の扉開けた後の表情とリアクションはあまりにも良すぎた。良すぎて何も言う事がない。見ているこちらもすごく感情を揺さぶられた。アユムちゃんの明るくて優しい声も相まってめっちゃ辛かった。

指切りするシーンはあまりにも良い。アドリブでこれ出来るのすごすぎる。

そしてその後の女医さんが言う「マコトさん。良かったらもっと近くで話してあげて」もやばすぎる。めっちゃ怖い。朝比奈さん森永さんコンビの追い詰め方がとんでもねえよ...

女医さんのアユムちゃんに眠ってもらった時の手の動きがとても好き。何と言っていいかわからないが好き。手をおろす所作に、医者の暗くて重たい感情が込められている感じがする...

祁答院さんの「心が生きているから、アユムちゃんは存在しています。生きています」というセリフはすごく心に刺さった。あれだけ仲良くなったアユムちゃんを死んでいると捉えることはできないよね...

女医の話やアユムちゃんの状態を見たうえで「そんなのかわいそうですよ」「せっかくひどい事故を生き延びて、でもこんな姿で」という言葉が出てくるのはすごい。あまりにも良い人すぎる。自分の事より、相手の事を考えてくれる人だ...

自分の心配よりも、自分の体に入った後のアユムちゃんの心配してくれるあたりも、ほんとにいい人。相手の痛みとか感情とかすごく考えてくれる人だなと感じました。聖人じゃん...

最後の、「良いゲームのネタ得たなあ」で急に職業全開のセリフだったので、ちょっと笑ってしまいました。でも記憶が戻った事と前向きに選択をしたことが一言で伝わってすごくよかったです。

カタシロRebuild 浸蝕03【祁答院慎さん】回のまとめ

優しくも怖い朝比奈さんの医者、明るくて無邪気な森永さんのアユム、どこまでいっても優しい祁答院さんのマコト。そんな3人の物語に心震わされました。この3人だからこそ紡ぎ出された物語だという事を強く感じました。

隣の病室に入った瞬間のシーンは、ストーリーを知って見ていても、すごく心に刺さりました。優しくて純粋な祁答院さんの舞台上での立ち振る舞いに、見ているこちらも暖かい気持ちになりました。本当に素晴らしかった。

 

【ゲスト:島本和彦さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕02の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYoutubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私は基本、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

今回私が見たのは、こちら

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』02 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕02の出演者

マコト役:島本和彦さん

医者役:ディズムさん

アユム役:カルロ・ピノさん

 

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いについての感想は、こちらの記事に記載しています。

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ゲストのオンライン出演についての感想

島本和彦さんの回に関しては、カタシロRebuild史上初、ゲストがオンライン出演の公演でした。この回の感想を書くにあたり、オンライン出演に関しては触れざるを得ないでしょう。正直度肝を抜かれました。

島本和彦さんのオンライン出演が決定した際の、私の正直な印象を言うと、この回はクオリティ下がってしまっても仕方がないよねでした。元々のTRPGでは、オンラインの参加って普通の事ですけど、カタシロRebuildは舞台ですので、演者が舞台上に立てないことに対して、マイナスな印象を抱かずにはいられませんでした。

しかし、舞台が始まった瞬間、カメラマンさんが舞台の中に入っていき、私がいかに幼稚な考えをしていたか思い知らされました。ゲストが舞台上にいない事を逆手に取った、1人称視点。舞台上の装置や、医者役のディズムさん、小道具などが自分の視点かのように見える。何公演も行われてきたカタシロRebuildに無限の可能性を感じた瞬間でした。このアイデア出した人天才でしかない。

あと、この公演、演者の皆さんが素晴らしかったのは言わずもがななのですが、私はカメラマンさんを賞賛させていただきたい。島本和彦さんのセリフに合わせた自然なカメラワークにアドリブ力、視聴者の人にも見やすいような配慮、どこを取っても素晴らしかったと思います。公演の直前に決まったオンライン出演でここまで仕上げてくるのか...すごすぎる。

この公演でしかできない、素晴らしい内容の舞台になっていると感じました。カタシロやっぱりすげえよ...

 

カタシロRebuild 浸蝕02【島本和彦さん】回の感想

2回目は、漫画家の島本和彦さんがゲストでした。例のごとく、島本和彦さんの事は全く存じ上げていなかったのですが、知らなくても問題なし。オンライン出演に対して、少し不安を感じながら配信を見始めました。配信前に感じていた不安は全くの杞憂に終わりましたが。

Day1昼

とりあえず、始まってすぐは1人称視点であることに、興奮を抑えきれませんでした。正直、オンライン出演は他の公演に比べて劣ってしまうだろうと思い込んでいましたが、全くそんなことはなく、新感覚で視聴者にとっても没入感の高い公演でした。

自分の心を何とか落ちつけつつ、冒頭の手塚マコトくだりで、島本先生は超面白い人だなと確信。1人称視点と相まって、俄然この後のお話が楽しみになりました。

囚人のジレンマの話では、まず人間関係を気にしたのが、さすが漫画家さんの思考だなと思いました。みるみるうちに囚人に細かく設定がつけられていき、この設定で漫画かけそうだな、なんて思いました(笑)

「刑期の長い短いは関係ない」「裏切るよりは裏切られたほうが良い」というのは、正義を大切にしている人だから出るセリフだなーと感じました。なんだか、そういう思考も漫画家さんっぽいようにも感じました。

「その場で犯罪やりませんか?って声かけられてー」と言っていたけど、どんなシチュエーションなんだwと思いました(笑)言葉の選び方としゃべり方が面白くて、すごく笑いました。

医者が自白したことに対し、「何か事情があったんでしょうね」と考えるのも、人物に対して、背景などを考えたり感じ取っているように思えて、漫画家さん特有の思考なのかな、なんて思いました。

話の中で、全体を通して超前向きな思考なので、シリアスな話の中にもコミカルな要素を与えてくれてそこが、島本先生回の特徴だな、と思いました。小難しい話が苦手な人も島本先生の回は見やすかったんじゃないかな。

「犯罪絡みの場所ではないですよね?」とか「体に何か埋め込んで~」とか1日目から鋭いなあと思った。そういう質問をコミカルに聞けるのも島本先生の良さだと思いました。「こいつはこういうやり方なんだな(心の声)」も今回特有の演出でとても良かったです。後でも話すけど、島本先生の心の声めっちゃ面白くて最高だったよね。

 

探索パートでは、工具を見てすぐ「改造人間」というワードが出てきて核心的なこと言うなあと思いました。みんな本当に鋭いよね。
「美人の看護婦がこれを使えるはずがない!!」とかワードがいちいち面白くて、ずっと笑ってました。なんでアドリブでこんなに面白い事言えるんだろうね。すごい。

Day1夜

アユムちゃん(カルロ・ピノちゃん)の「もしもしもしもし」がとにかく可愛いかったです。
島本先生の「雷に打たれた男」という称号を得るねって考え方があまりにもポジティブすぎて笑いました。好き。

アユムちゃんとお話しつつも、自然な流れでに情報収集してるのがすごく良かったです。あと、コロナの事とか映画の事とか記憶がめっちゃ戻ってて、笑いました。

Day2昼

とにかく心の声が本当に面白い。島本先生が今考えている事を共有できるのが新鮮だし、聞いていて楽しかったです。

特に、テセウスの船の話をする際の心の声がめっちゃ面白かった。たぶん、この公演で一番笑ったと思います。
自分の本心(セリフを書く)を心の声として言った上で、別の回答をするのが面白いし、一生懸命、医者をいいくるめにいっているのが面白くてめちゃくちゃ笑いました。

気合の話は、本心の話だと感じました。お、ちょっと真面目な話するじゃんと思った矢先、「だから、私は先生が大好きです」と合間で媚び売りにいくのも最高に面白かったです。

全力で作るだけでなく、そのタイミングが大事という話は、とても共感しました。同じように行動しても、タイミングで結果が変わることもあるよね。


探索パートでは、「医療品全然わからねえよ」、「フラグ立てるために開けるよ」とか好き放題しゃべってて笑いました。

急に「バースデイ」の発音良いのも笑いました。この人ずっと面白いやん(笑)

Day2夜

1日目とは打って変わって、島本さんがアユムちゃんに弾丸トークしてて面白かったです。
自分の体がボロボロだという話をアユムちゃんに話すのがおもしろすぎました。アユムちゃんを説得してどうするつもりなんだ(笑)

自分の身に危険を感じた上で、それを、ここまでアユムちゃんにぶつけた人は初めてなんじゃないだろうか。

あと漫画家さん大変なんだね...しっかり休んで欲しい。
「ここで私はバラバラになる訳にはいかない」とかアユムちゃんに必死に言っているのがめっちゃ面白かったです。

島本さんが弾丸トーク過ぎてディズムさんが半強制的に話進めたのもめっちゃ面白かった。止めなきゃ永遠に話してそうな勢いでした(笑)

Day3昼

「私をここで亡き者にしないほうが」と医者に言うのは、結構攻めた発言だなーと思いました。あと、Day2の夜から生への執着がすごい。
臓器くじを「ビジネス」と捉えたのは私には無い発想でおもしろかったです。でも確かにお金で自分のくじを除外してもらうとか絶対にあるよね。東野圭吾さんの『プラチナデータ』でも何か似たような話があった気がします。(偉い人は犯罪者データベースに載らないみたいな)

「人は金で動きますから」とか素直な意見だと感じました。こういうことさらっと言えるのが正直な人って感じして、好感持てました

健康な人の臓器を移植されても寝覚めが悪いというのも素直だなと思った。確かに、極端な話、自分より若い人からも臓器受け取る可能性があるわけで、生き延びても感情複雑ではあるよなあ...

「自分の子供が受け取る側にいたら」、という話を島本先生から持ち掛けながら、「この話は広げないよ」と言っているのが、その場その場で考えていることが垂れ流されているアドリブならではの感じが出ていてとてもよかったです。

一通り話が終わった後の、退院の手続きの確認がめちゃめちゃ詳細で笑ってしまいました。

「走って逃げる」とかつい言ってしまう所とか、漫画とかアニメチックな印象で面白かったです。色々声に出して言ってくれると、見ている側としても楽しい。

アユムちゃんからどうしても逃げたいマコトとそれをさせないアユムちゃんと進行役の構図が面白かったです。逃がす訳にはいかないもんね...

廊下に出たときの、「廊下暗いよ」「衛生的によくないよ、ごみが見えないから」とかやたら詳しいなと思ってちょっと笑いました。シリアスなシーンに入る直前でも笑わせてくるやん(笑)

隣の病室へ

まさに狂状態(多弁症)だった。シリアスな話してるのに、めっちゃテンション高くて、やはりここでもちょっとメディチックに進んだのが島本先生の良いところが存分に発揮されている感じがしました。(島本先生のことよく知らないけど)

「どこまでが本当なんだ」ってセリフとか面白いなと思いましたね。医者って真実を隠しているだけでそんなに嘘はついてないんだけど、脳みそプカプカ浮いてるの見たら何も信じられないよな。

テセウスノ船ー!!!テセウスノ船きたー!!!!」
「すぐにエラー起きるんよ機械って」
「5年保証にはいっても、6年目にエラーおこる」
「親のえご!!!!」

等々、ワードチョイスと喋り方がいちいち面白い。完全に笑わせにきてるやん(笑)
島本先生が「このやろー!!!」って言ったときに、カメラマンさんが胸倉掴むアドリブは天才すぎました。

身体を渡すかどうかの話の中で、「今からこれに戻る手術も大変だろうしなあ」という言葉はすごく冷静にこの状況を捉えていて、ちょっと意外な言葉でした。さっきまで、あんなにテンション高かったのに、脳内はめっちゃ冷静やん。

科学技術が進歩しているはずだから、より良い体に移し替えて貰えばいいという思考も面白いです。確かにそうかもしれない。なんなら、ボロボロの体より長生きできるかもしれないもんね。

自分の身体を渡していいが、もっと良い身体を探すという結論も面白かったです。ここでも超ポジティブ思考が結論に反映されていたような気がします。

「正しい事をやっていれば、いつか奇跡のような良い事がおこる」というセリフは島本先生が言うからこその深みを感じた。島本先生は具体的な解決策を提示した訳じゃなかったけど、何とかなりそうな気がする、と感じさせられた。現実世界でもそういうパワーがあるような人に思えた。

「今度はお互い黙秘だ」というディズムさんのセリフはあまりにも最高。

「俺の体を大切に使えよ」の締めも良かった。

 

カタシロRebuild 浸蝕02【島本和彦さん】回のまとめ

この人本当に漫画家なのか?!と疑うほど話がめっちゃ面白かったです。でも話の節々で漫画家っぽい発言も多くて、漫画家さんを見ているような、芸人さんを見ているような不思議な感じでした。結構シリアスな雰囲気になりがちだけど、ずっとコメディチックに話を進められていて、どんな方でも見やすいカタシロだったのではないかと思います。

出演者さん、スタッフさんのオンライン出演でも、最高のカタシロ舞台にしようという意思を強く感じた回でした。オンライン出演本当に素晴らしかった。最高の体験でした。

 

【ゲスト:ハメコ。さん】舞台 カタシロRebuild 浸蝕01の感想殴り書き

※本記事は、TRPG「カタシロ」及び舞台「カタシロRebuild」「カタシロRebuild 浸蝕」のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

どうも、偏食オタクです。

今回の記事は、「カタシロRebuild 浸蝕」をご覧になった方向けの記事となっております。

2/4(金)よりYoutubeでの配信が始まりました「カタシロRebuild 浸蝕」。私はもちろん、リアルタイムで視聴しております。(仕事の都合上、平日の昼公演はリアタイ視聴できないけど)

「カタシロRebuild 浸蝕」。前回の「カタシロRebuild」から良い所は引き継ぎつつパワーアップして帰ってきていました。という事で、各回の感想を記載していきます。

今回私が見たのは、こちら

舞台『カタシロRebuild 侵蝕』01 #カタシロリビルド - YouTube

 

 

カタシロRebuild 浸蝕01の出演者

マコト役:ハメコ。さん

医者役:ディズムさん

アユム役:藍月なくるさん

カタシロRebuildとカタシロRebuild 浸蝕の違いに関する感想

ハメコ。さんの回に関しての感想の前に、まずカタシロRebuildとカタシロRebuild浸蝕の違いについて触れておきたいと思います。

  1. 舞台美術の変更点
  2. 隣の病室に行く前の時間

 

①舞台美術の変更点

1番の衝撃はやはり廊下」ですよね。

手術室から隣の病室をつなぐ廊下が追加されたのには、カタシロRebuildの前回公演を見た方には衝撃だったと思います。私もめっちゃテンションがあがりました!!鏡で奥行きだしてるのとかすごいよね。

思い返せば、前回公演は、当初は有観客での舞台を想定されていたような気がします。有観客の場合は、やはり客席側に物が見えなきゃいけないから、前回の形が理想形だと思います。

無観客開催であることを逆手にとって、病院をしっかり再現するというアイデアには脱帽でした。ゲストの方の没入感もさらにアップしていたと思う。

 

また、隣の病室を表す大きな窓が追加されていた点も良かったなと思いました。前回公演では、「隣の病室」と言われた時に、隣の病室がどの方向にあるのか、とまどうゲストの方もいるように感じました。今回大きな窓が追加されて、隣の病室の方向が初見でもわかりやすくなったのではないかな、と感じました。

また、窓を利用したカメラワークもよかったです。医者をなめつつ、マコトの表情を映すカメラワークとか最高でした...

 

人が生で見るのではなく、カメラ越しに見る事を考慮したうえでの舞台美術だなというのを強く感じました。すごくよかった。

 

②隣の病室に行く前の時間

前回公演では、Day3の医者とのお話が終わった後、医者が手術室を出たら、すぐに隣の病室に行くよう誘導があったと思います。今回、その誘導をすぐ行わず、ゲストに少し自由時間を与えていたのが良かったなと思いました。最後のシーンに入る前に、ゲストにやり残しが無いよう配慮しているように感じました。(ハメコ。さんはそれでもちょっとやり残しが発生してしまっていたけど。)

この時間によってまた新しい展開がありそうに思いました。(あゆむちゃんとさらに仲良くなってから、隣の病室に行くとかね)

カタシロRebuild 浸蝕01【ハメコ。さん】回の感想

記念すべき1回目は、格闘ゲーマー、ハメコ。さんがゲストでした。実はハメコ。さんの事は全く存じ上げていなかったのですが、ゲストが全く知らない方でも、楽しめるのがカタシロRebuild。わくわくしながら配信を見ました。

Day1昼

ハメコ。さんは舞台が始まっても、とても落ち着いている印象で、アドリブなのに受け答えがとてもスムーズな方に感じました。きっと頭の回転めっちゃ速い方なんだろうな。(格闘ゲーマーだしそりゃそうか。)

囚人のジレンマの話では、とても合理的な方だという印象を受けました。「いきなり会った人の事を信用できない。であれば、自白をしておいたほうが良いと思いました」という説明はとても分かりやすいし、まさにその通りだなーと思いました。自白を選択する人はこの理由の人も多いよね。

また、「信頼関係があれば、黙秘していた。」というのも相手との人間関係を重視して、選択しているという事が明確にわかって、ハメコ。さんの考え方をスムーズに理解できました。ディズムさんはそういう相手の思考を紐解いていく能力めっちゃ高いよね。

囚人のジレンマの話が終わった後に、ハメコ。さんが言った「なぜ、このタイミングで、この囚人のジレンマが出てきたのか、不思議です」とう言葉はとっても印象的でした。あ、ハメコ。さん鋭い人だなとこの時点で確信しました。

「人間を見られている」というのも、カタシロの核心をついていますよね。

医者が部屋を出てからの探索もめっちゃスムーズで、勘も鋭いなと思いました。

 

Day1夜

アユムちゃんに対しての、情報収集がとにかく抜かりなかった。情報整理を卒なくこなしながら、アユムちゃんともお話していて、めちゃめちゃ頭いい人だなと思いました。

「2年の間に、隣の患者さんはどれくらい変わったの?」ってアユムちゃんに聞くところは、驚きました。ストーリー知ってる身としてはドキッとするよね。鋭すぎない?!ゲーマーってすごい...と思いました。

そして、情報を与えつつも、しっかり仲良くなりにいくアユムちゃん(藍月なくるさん)は流石としか言いようがありませんでした。

 

Day2昼

ハメコ。さんは、収集した情報を全部医者にぶつけているスタイルで、そこが良かったです。医者と正面からぶつかっていく人はちょっと珍しいかもしれない。そして、医者からも情報を引き出して、その情報を整理していく。医者を追い詰めるハメコ。さんと、うまくかわしていく医者、そんな構図が多かったように思います。

あと、黒い仮面について聞かれた時の、ディズムさんの手の動きは毎回好きです。

テセウスの船の話では、同一かどうかは周りが判断するという意見が面白いなと思いました。

「人間の体でも同じことが言える」とかぼそっと言った「脳が残って入れば同一なのか」という話が、正しくカタシロの核心をついていましたよね。
ディズムさんの「鋭いねえ・・・」も本音な感じがしました。

そして、ディズムさんのゲームが好きという自分があれば、自分をマコトをいえるのではないかという指摘も鋭かったですね。ディズムさんは話の広げ方・相手から考え方を引き出す能力がやはり高い。

好きなものが変わった自分が自分と言えるのか、という話も興味深かったです。
臓器を一部移植された人が、臓器を提供してくれた人の食の好みに変わってしまった話を思い出しましたね。何をもってして、自分は自分なのか。これは結構難しい話で、考えるほどわからなくなってくる、でも面白い。面白く聞きつつ、色々考えさせられました。

 

探索パートで、隅から隅まで探したくなるのはゲーム好きとして非常に共感しました(笑)でもあまりにも細かく調べるので面白くて笑っちゃいました。

探索状況を全部口頭でしゃべってくれるのも、見ている側としては分かりやすくて、とっても良かった。

患者ファイルを見つけた時の、「見つからない。見つかったよ?」は普通に笑いました。ハメコ。さんって冷静なのにリアクション面白いよね。

Day2夜

なくるちゃんの「こんにちはー。アユムです(`・ω・´)」が可愛かった。2日目の夜もしっかり情報収集しているなという印象。情報収集しつつ、アユムちゃんとしっかり話してくれるのがすごくバランス感覚ある人だなと思いました。

アユムちゃんのゲームが好きと言って、仲良くなりに行くのがすごく上手だなと思った。「草を生やしたりするゲーム」は笑いましたwww

今回の名台詞ハメコさんの「人と戦って仲良くなる」、あゆむちゃんの「今日の敵は明日の友」の話は言わずもがな最高。最終日に向けていい伏線でした。

Day3昼

ここでも、自分の持つ情報を医者に全てぶつけていて、真っ向勝負だと思いました!!

97、98の数字の話で、すぐに「なにも繋がっていない」と返したのは鋭すぎる。やはり頭の回転が早い。
名簿の話も自分からした上で、97と98が適正率であること、そして自分の適正率が高いことに気づく鋭さ。ゲーマーまじですごい。

そして、鋭い事をバシバシ言われても、冷静に対処できるディズムさんの対応力の高さ。今までの公演の経験がしっかり生きていると感じました。カタシロRebuildどんどん進化している...

 

臓器くじの話では、「分配はされていない。最初に搾取がある」というハメコ。さんのセリフが、情報を自分の中で整理しながら言葉を紡いでいるというのを、強く感じて、アドリブ舞台の良さを強く感じました。ハメコ。さんの考えの過程を共有しながら考えを聞ける、そんなところもカタシロの面白いところだと思いました。

臓器くじで、自分が救われる側だとしても理不尽に感じるというのは、しっかり筋を通したい人の考え方って印象を受けましたね。はっきりそう言えるのはかっこいい。

医者が手術室を出た後にぼそっと言う「くじに選ばれたのか?」震えました。鋭い。

そして、バースデイの棚をこのタイミングで見つける抜かりなさ。用意されたものは全て回収したい意志の強さを感じました。

隣の病室へ

病室に入る前にアユムちゃんに話しかけるのには、やさしさを感じました。いい人だ。

そして、病室に入って真実を知ってからも、アユムちゃんと仲良くお話してくれるのが優しい。

医者が入ってきて、アユムちゃんが医者(お父さん)に、「お兄さんと戦って仲良くなるの!!」と話すくだりは、あまりにも最高でした。

あゆむちゃんが眠る前に最後に1つだけと言って、誕生日を聞くのがあまりにもゲーマーでちょっと笑いました。バースデー見つけたもんね(笑)

あゆむちゃんが眠ってからの第1声「これは何なんですか?」は私的にはめっちゃ共感ポイントでした。なぜなら、自分がカタシロ(TRPG)でプレイヤーだった時も全く同じことを言ったから。状況がすごすぎて、こんな言葉しか出てこないんだよね。

医者に体を譲ってほしいといわれた時に、「アユムちゃんが良いというなら、譲ろうと思います。」とハメコ。さんが言ってましたが、これもめっちゃ共感でした。私も同じように考えていて、やっぱりアユムちゃんの気持ちは聞いてあげたいって思うんだよね...

ただ、私個人的には、アユムちゃんに状況を説明する責任は医者にあるだろ、と思います。医者はどうしても言えないだろうけど。

そこで、自分の口で体を譲ることをアユムちゃんに言えるハメコ。さんは優しくて強い人だと感じましたね。

ちなみに、アユムちゃんと起こすときの、ディズムさんの演技と、なくるちゃんの演技が好きすぎました。重い雰囲気の医者と明るいアユムちゃんのコントラストが良き。

体を用意したとだけ、言って、詳しい説明をしなかったのは、後々アユムちゃんが大丈夫なのかと思ったりしたけど、まあそこは言えないよね。体譲ったあとも誤魔化しながらアユムちゃんにも生きて貰うのかな...

アユムちゃんが再び眠った後、ディズムさん的には締めに行ったんだけど、ハメコ。さんが「もう少しだけ時間をください」と言ったのは、真剣に自分の選択を考えているのが伝わって、リアルだなって思いました。本当に真剣にカタシロと向き合っているのがヒシヒシと感じられました。

最後の一言が少し締まらなかったけど、やり残しを気にしたり、結末を自分の中ではっきりさせたり、ゲーマー感満載でよかったです。

カタシロRebuild 浸蝕01【ハメコ。さん】回のまとめ

マコト(ハメコ。さん)と医者(ディズム)が駆け引きをしている時間が多く、すごく見ごたえがありました。真っ向から向き合うマコトとそれをうまくかわす医者の構図は、見ていて非常に楽しかったです。Day1~Day3まで、各所でゲーマー感が滲み出ていて、それがハメコ。さん特有の雰囲気が出ていて面白かったです。冷静で鋭い所もありながら、リアクションもちゃんと取ってくれて、見ている側も楽しい、初日に相応しい公演だと感じました。

やっぱ、カタシロは最高だな!!以降の公演も楽しみです。